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「地のはてから(下)」感想

2016年12月08日 09時55分22秒 | 乱読本感想
「地のはてから(下)」
乃南 アサ
講談社 2013年3月16日

2014年12月24日 18:45
★4
人生って、思うようにはいかないものだけど、とわの人生も。
そういう時代なのだから、そういう境遇なのだからと諦めて、ただただ生きる。
「生きる」という目的だけを持って生きる。
最初は可哀想と思っていたけれど、だんだんそれが崇高なことに思えてきた。

乃南さんは現代に生きる私たちに「ただ生きなさい」と言っているんだなと思う。
苦しいこと辛いことから逃げないで、生きることだけに生きろ!と。

前作の「ニサッタ、ニサッタ」(ニサッタ=明日)の中に出てくるのがおばあちゃんになったとわだそうで、とわの末裔たち「生きなさい!」なのね。

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