中山美穂の活躍と同じ時期に生きていたけれど、まったく興味が無かった。
だからジェウクが出ていなければ観なかったと言うより、知らなかっただろうこの映画。
興味が無かった人が主演で、その相手役のジェウクを“鑑賞”するためだけに借りてきた。
映画としてはまったく期待していなかった。
ところが、意外に良かったのだ。
期待していなかっただけに、反動として評価が少し高くなっているのかもしれないが、映画作品として良かった。
まず、画面が美しい。
木々の緑が、小説家の古びた家が、その中のたくさんの本が、静かに光を発しているようだった。
その美しい背景の中で美しく動くのがジェウクだけではなく、中山美穂も美しかったのだ。
彼女が演じる中年女性の佇まい。
発する言葉や行動、着ている服のセンスの良さ、中山美穂は知らないのでそこにいるのは“涼子”なのだろう。
韓国人留学生チャネとの出会い、淡々と進むストーリー。
最初は景色や人の美しさだけに目を奪われていたけれど、涼子のアルツハイマーが進行していく中で彼女が自分の将来、チャネの将来を考えて出した結論。
大きな愛=別れ。
別れのシーンからはずっと涙涙。
まさかこんなに泣く映画だとは思っていなかった。
ジェウク鑑賞という観点からするとこの映画はジェウクにとっても合っていたと思う。
静かな佇まい、一瞬出る内の熱さ、とろけるような微笑、そして少し古風な日本語、ジェウクの良さがそのまま作家志望のチャネを作りあげていた。
2年後のシーン、成長を遂げたチャネのメガネ姿、これが私的にはけっこうツボだった。
韓国人がよくかけている太い黒縁フレームではなく、メタルフレームがより知的なジェウクを演出していた。
あと、中山美穂を相手にしているからなのか、大人びたジェウクがなぜか幼く見えた。
涼子をじっと見つめるシーンとかね。
登場人物も少なく比較的解りやすい映画だったが、飼い犬のトンボがその後どうなったのか、それ以前にあの大きなラブラドールレトリバーの名前がトンボって、そこが知りたかったなぁ。
だからジェウクが出ていなければ観なかったと言うより、知らなかっただろうこの映画。
興味が無かった人が主演で、その相手役のジェウクを“鑑賞”するためだけに借りてきた。
映画としてはまったく期待していなかった。
ところが、意外に良かったのだ。
期待していなかっただけに、反動として評価が少し高くなっているのかもしれないが、映画作品として良かった。
まず、画面が美しい。
木々の緑が、小説家の古びた家が、その中のたくさんの本が、静かに光を発しているようだった。
その美しい背景の中で美しく動くのがジェウクだけではなく、中山美穂も美しかったのだ。
彼女が演じる中年女性の佇まい。
発する言葉や行動、着ている服のセンスの良さ、中山美穂は知らないのでそこにいるのは“涼子”なのだろう。
韓国人留学生チャネとの出会い、淡々と進むストーリー。
最初は景色や人の美しさだけに目を奪われていたけれど、涼子のアルツハイマーが進行していく中で彼女が自分の将来、チャネの将来を考えて出した結論。
大きな愛=別れ。
別れのシーンからはずっと涙涙。
まさかこんなに泣く映画だとは思っていなかった。
ジェウク鑑賞という観点からするとこの映画はジェウクにとっても合っていたと思う。
静かな佇まい、一瞬出る内の熱さ、とろけるような微笑、そして少し古風な日本語、ジェウクの良さがそのまま作家志望のチャネを作りあげていた。
2年後のシーン、成長を遂げたチャネのメガネ姿、これが私的にはけっこうツボだった。
韓国人がよくかけている太い黒縁フレームではなく、メタルフレームがより知的なジェウクを演出していた。
あと、中山美穂を相手にしているからなのか、大人びたジェウクがなぜか幼く見えた。
涼子をじっと見つめるシーンとかね。
登場人物も少なく比較的解りやすい映画だったが、飼い犬のトンボがその後どうなったのか、それ以前にあの大きなラブラドールレトリバーの名前がトンボって、そこが知りたかったなぁ。