途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「夢の終幕」堂場瞬一

2023年05月27日 15時46分00秒 | 乱読本感想
集英社
2022年12月20日

「ボーダーズ」を読み終えたので、本来の目的「夢の終幕」へ。
帯の”人気バンドが忽然と消え、連続殺人発生!?”を読む。
今回はSCU(特殊事件対策班)の最上が中心で描かれる。
バイクや車が好きでいろいろな車を乗りこなすことができるし、パソコンにも詳しい。
かつてはバンドを組んでギターを弾いていたが、ケガでプロへの夢を諦めたという過去がある。
今回の事件はそんな彼が捜査するにはぴったりだ。
”ライブ終了後、ツアーバスが関係者を乗せたままで消えた”私はそのシチュエーションに興味を持っていた。
どういう展開になっていくのかワクワクした。
一応、犯人も理由も分かったが、なぜか面白かった~という気持ちにならなかった。
期待しすぎたせいかもしれない。
ただ、最後の最後、キャップの結城がまたやってくれた!
今度の手作りお菓子は”ガムドロップクッキー”、女子で主婦の私が作ったことも食べたこともないクッキーだとさ。
今後、班員全員にお菓子を手作りするんだろうが、どんなものを作るんだろう?
そして最後には、最も興味深い結城本人の物語もあるのだろう。
そこにたどり着くまで読んでいくしかないな。


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読書感想「ボーダーズ」堂場瞬一

2023年05月14日 19時15分31秒 | 乱読本感想
集英社
2021年12月17日

書店の平積みで見つけた「夢の終幕」、気になったので読もうとしたら、少し小さい”ボーダーズ2”の文字が見えた。
と、いうことは”1”から読まないといけないのか。
警視庁のSCU(特殊事件対策班)というのが舞台らしい。
班を構成しているのは5人。
事件が起きても中心になって捜査する様子がない。
新しく配属された八神などは左遷されたと思っている。
”1”は八神目線で進んでいく。
物語が進んでいくと左遷などではなく、5人それぞれに特別な才能、能力があっての集団のようだ。
これがシリーズの始まり。
まだ、全員の能力が披露されてはいないがこれからの作品でそれは発揮されるのだろう。
それにしても一番謎なのはキャップの結城、趣味はお菓子作りか!?


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読書感想「蜜蜂と遠雷」恩田陸

2023年05月04日 10時33分11秒 | 乱読本感想
幻冬舎 2019年4月10日


何となく買ってしまった、分厚い上下巻。
目次の後に続くピアノコンクール課題曲のラインナップを見て、あ~、やっちゃったかも~、私、読めるんかい?と思った。
並ぶ作曲家の名前はポピュラーだが、協奏曲 第〇番 〇長調 作品〇という数字の羅列、これで音楽が頭の中に浮かぶ人って、人類の何パーセントだ?
この課題曲を頭に入れて読むのか?
1度聴いてみて読むのか?クラシックって、超長いのに~
と、読む前から挫折の予感がした。

が、結果として、ちゃんと読み終えた。
音が情景として表現されていたし、半分はコンクール参加者や審査員他の人間模様が描かれていたのでそれなりに面白く読めた。
ただ、物語が長すぎるし、曲の情景描写が似通った感じになってしまって最後の方は少し飽きた。
ただ、解説で、異例の編集者による解説を読んで、この作品が長い年月をかけて生み出されたものであると知って、それじゃあこの長さも仕方がないかと思った。


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