途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「イマジン?」有川ひろ

2022年10月15日 16時37分41秒 | 乱読本感想
2022/08/05 幻冬舎文庫

有川ひろ、”浩”が”ひろ”になっても、やっぱり良いなぁ~
温かくて、優しさに溢れている。
そしてボーイ・ミーツ・ガール(さすがに少年少女の話ではなくて大人の男女)のお話も相変らずくすぐったいが、好ましい。
喜屋武七海と佐々、幸とイーくん、良いカップルだ。
と、本来、この話は”お仕事小説”だそうで、映画やドラマを制作する人たちが描かれる。
仕事はどの仕事も大変だけど、この特殊な仕事はより雑多なことが多いだろうな。
その中で働く人たちは頭も身体もフル稼働といった感じ、想像力を働かせて難題に立ち向かう。
その様子は、現実ではそうそう上手くいかないだろうが心地よい。
現実は厳しいが、本の中と読んだ私は少し幸せに浸れた。

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読書感想「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」川上和人

2022年10月09日 10時46分00秒 | 乱読本感想
新潮文庫 2018/7/1

最後のジュラシックパークの映画がもうすぐ公開だぞ、ってタイミングで書店に行ったら、隅っこにあったのに目についてしまった。
久々にノンフィクションの恐竜本を読むのでワクワクした。
恐竜が進化して鳥になったと言われる、その鳥を研究する鳥類学者さん目線の恐竜話はなかなか興味深い。そして語り口調が、大阪人らしくて(たまに滑っているが)面白い。
本の下1/3が余白になっていて、そこに解説文や挿絵が入っていた。
しばらく恐竜から遠ざかっていたので、名前が分からない恐竜がいたりして、ありがたかった。
この本、大阪人ノリで一見軽く感じるが、恐竜を考える時にその進化形の鳥の研究結果を踏まえて考察しているのが、とても良い。
解りやすいし、理論的だと思った。
さすが、鳥類学者!

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