途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「キセキ ―あの日のソビト― 」

2017年03月23日 16時24分27秒 | 乱読本感想
キセキ ―あの日のソビト―
小林雄次
朝日新聞出版 2017年1月6日

2017年03月23日 16:22
★3
昨年末から今年にかけてGReeeeNの名前や歌によく出くわしていた。
今まで聞き流していた歌をちゃんと聴いてみようとアルバムALL SINGLeeeeS 〜& New Beginning〜を買ってみた。
知っている歌、知らない歌を何度も聴いてみる。
4つの声があるのは解るが、顔が分からないって不思議だね、声が音にしか聞こえない感じ。
ニックネームとNHK“SONGS”で見た着ぐるみだけじゃ、声が人ではない気がして、もどかしかった。
そんな時、書店でこれを見かけた。
映画のノベライズ本だから、フィクション。
本当のGReeeeNが描かれている訳じゃないけれど、どのみち“彼ら”の実物は見えないので読んでみようと。
ノベライズってあんまり面白くないんだよね。
でも、虚構の中の事実らしきものをつなぎ合わせて“人”を作ってみた。
読み終わって、歌を聴いてみた。
あ~~ら不思議、HIDEが、naviが、92が、SOHが歌っている!
長くファンをやっている人は彼らの歴史を知っているからこんなことにはならないだろうが、私みたいなのにはちょうど良い本だった。
そういう意味で★3(オマケ)ね。
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読書感想「旅猫リポート」有川 浩

2017年03月18日 15時43分32秒 | 乱読本感想

講談社 2017年2月16日

★5
2017年03月18日 15:40


書き出しはかの有名な「我が輩は猫である。名前はまだ無い。」から始まった。
が、この本の主人公にはちゃんと名前があった”ナナ”
女の子の様な名前だが、「僕は・・・」と語っているので男の子猫。
猫の語り口調は飄々としている。

野良猫がご主人様であるサトルと出会うPre-Report。
猫好きならうんうんと頷いてしまう描写がいっぱいで、最初のつかみはOK。

ナナとサトルの旅のリポートが始まる。
リポーターはもちろんナナ。
「猫をもらってくれませんか?」とサトルの友だちをあちこち訪ねていく。
そこに描かれるのはサトルと友だちとの関係、そしてサトルの生い立ち。
帯に
「僕は諦めない」さあ、行こう。これは僕らの最後の旅だ。
と、ある。
まさか・・・何だか嫌な予感。
旅の終わりにはどんな別れが待っているんだ?
想像したくないけれど、想像してしまう。
そうするとサトルとナナのひとつひとつの言動が余計に意味あるものに思えて、いちいち泣けてくる。
最初は移動のバスで読んでいたが、これはダメだ、お風呂で読むしかない!と。
半分以降はお風呂で大正解!
泣けて、泣けて、泣けて・・・
ナナとサトルの絆の強さったら。
優しさったら。

話はそれるが、有川浩の文庫の解説と言えば・・・私にとっては故・児玉清さん。
さすがにこの本で児玉さんにお目にかかることは不可能、と思っていたら、なんと本編で登場。
カーラジオの声で、ほんの数行だったけれど、嬉しかった。
死んでも繋がっている感じ、サトルとナナの物語にも通じている気持ちがする。


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読書感想「ドンナ ビアンカ」誉田 哲也

2017年03月18日 13時07分08秒 | 乱読本感想

新潮社 2016年3月1日

2017年03月18日 13:03
★3
帯に『ストロベリーナイト』と言う文字が見えたので買ってきていた。
読み始めて、魚住って女刑事がストロベリーナイトに居たっけ?とよくよくみれば、
“の著者が書いた”ってことだったのね。
それにしても、魚住刑事がでるシリーズって読んだことあったかしら?
・・・調べたら、無かった。
気を取り直して読んでいく。
まぁ、いつもの誉田作品っぽい流れだが、あまり過激ではない。
事件も、誘拐事件だが、それほどの緊張感がない。
なんでだ?
事件と、なにやら曰くありげな中年男性と中国人女性の関係が交互に描かれる。
『ストロベリーナイト』的な展開だとこのふたりは、“何かやらかす!”と疑って読んでいく、
が、
もちろん、何かはやってくれる。
が、
最後、あれれっ!?
これって、純愛小説!?
事件が解決して良かったと共に、何となく「幸あれ!」と微笑ましい気持ちになった。
魚住刑事は姫川刑事のようにクールな感じがしないし、どこか温かい雰囲気がある。
作品もそのような作品になっている。
シリーズものなのに前作を読んでいないから彼女の背景は知らない。
どんな過去があった人なのだろう?
先輩刑事に後輩刑事、男と女として気になる刑事も居て、興味深い。

タイトルの「ドンナ ビアンカ」
どんな意味だろう?
読めば解るのかなと思っていたが、解らない。
解説を読めば、と思ったら・・・
おいおい「未読の方の興を削ぎたくないのでここにタイトルの意味を明記することは避けるが・・・」って。
既読しても解らないのに、何言ってるんだか。
調べてみたら、何人かの人が調べていて「白い女」ではないかと。
「白い女」のイメージに近いのは魚住刑事ではなく中国人女性だと思うが、明記することを避けるほど重要なことでも無いような気がする。


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韓国ドラマ「九家の書」感想

2017年03月18日 12時23分53秒 | 韓国ドラマ感想
配信が始まった時、寒いし暇だったみたい。
韓国で人気のイ・スンギくん主演。
彼は確かに好青年に見えるが、今まで観たドラマはビミョーで完走出来ないのもあった。
これはどうだ?
彼が演じる大人のチェ・ガンチ登場までは彼の父母役、チェ・ジニョクとイ・ヨニがとても美しく『目の保養』
反面、イ・ソンジェさん演じるチョン・グァヌンがもう半端ない悪人で、ついでにエロオヤジで気持ちが悪かった。
我慢してガンチが大人になったら面白くなるかも~
と思ったけれど、ごめん、ここから感想悪口ばかりになる。
日本人と称する人たちがたくさん出てくるが、字幕がなければ全く聞き取れない“日本語”しゃべるし、衣服も所作もむちゃくちゃ。
特に、ユン・セアさん演じるチャ・ホンミョンが着ている着物ったら。
成人した息子がいる年齢なのに下品な振り袖を着て、長襦袢もなしで胸元をはだけて着ている。
けんか売ってんのかい!と思ったわ。
ソンジュンくんがでていたけど、髪型変!衣装も変!現代青年としたらかっこいいんだけど、妙な衣装のせいでヒョロヒョロ。
武芸に秀でている役のはずなのに全く強そうじゃない。
イ・ユビちゃんも、良家のお嬢で後に妓生って、それもチョン・グァヌンが魅せられるって、ちょっと無理がある。
ガンチと両思いのタム・ヨウルをペ・スジちゃんが演じているが、可愛い女の子で、役も素直で良い娘なんだけど、ふたりがラブラブしても、必要以上に長いキスシーンを演じても、全くキュンとしなかった。
最後の最後で現代のシーンが出てくるが、こっちが主で、たまに過去シーンをやってくれた方が、人物が生き生きするんじゃないかと思った。


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韓国ドラマ「スパイ~愛を守るもの~」感想

2017年03月18日 11時26分08秒 | 韓国ドラマ感想
観終わったのは少し前。
観ている時にちょうどキム氏暗殺があった。
ドラマがどの程度現実に近いのか、平和ぼけと言われる日本人を長くやっているので解らないが、確かに誰かが動いているのは実感した。
ドラマは南北の諜報活動を描いているが家族、恋人、愛する人を守ると言うのがテーマのようだ。
観ていて、『どうしてこんなことをするのか?』と思うと同時に『そうよね~、家族を守るためよね~』と納得してしまう。
国の為にという美辞麗句を盾に私利私欲に走る人もいる。
ドラマは南北の諜報活動を描いているのではなく、そういう人たちとの戦いを描いているようにも感じた。
キム・ジェジュンくん演じるキム・ソヌは国家情報院の職員。
その母は元北朝鮮スパイ、そして恋人は、やっぱり・・・
まっ、ドラマですから。
ジェジュンくん、かっこいい。
恋人役のコ・ソンヒさん、綺麗。
彼らも、お父さんもお母さんもストレートに家族と愛する人のために戦う。

ひとり、興味深い人が。
北のスパイでソヌのお母さんの元上官だったファン・ギチョル。
演じるユ・オソンさんは「シンイ-信義-」で悪役をやっていたのだが、不思議な悪役だったので印象に残っていた。
ここでも、
過去にソヌのお母さんに殺されかけたのに、
憎んでいるのに、
それでも、
ソヌのお母さんを愛しているんだな~
屈折している様で、
執着している様で、
最後は“純愛”だったのかもと思ってしまった。


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