途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

韓国ドラマ感想「町の弁護士チョ・ドゥルホ」

2018年10月31日 14時15分04秒 | 韓国ドラマ感想
「サイン」以来のパク・シニャンさんの法曹界のお話。
この類の韓国ドラマは権力者の横暴、弁護士・検事・裁判官の不正、裏切りがこれでもかこれでもかと繰り返される。
慣れたとはいえうんざりすることもよくある。
その中においては珍しく、ましな方、ストーリーも解りやすかった。
パク・シニャン演じる主人公、チョ・ドゥルホとその仲間たちの妙な明るさと優しさ、揺るぎの無い正義感が心地よかった。
そして、権力を持った“極悪人”とも言える人たちが最後には“父親”としての顔を垣間見せる。
悪は悪だが、子供に対しては父親としての姿を見せるのが救いであった。

ここからプチネタバレ。
パク・シニャンの「サイン」、主人公が最終話を待たずして死んでしまうという衝撃の結末で、非常に印象的だった。
そのユン・ジフンとチョ・ドゥルホがやけに重なる感じで、そして、そういうシーンが終わりの方に用意されていた。
まさか、「サイン」再び!?と観ながら焦ってしまった。
「サイン」を観た人をターゲットにした制作側のお遊びか!?と。
まぁ、お遊びだったので良かった。

韓国ドラマ感想 まとめ タイトル
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韓国ドラマ感想「リメンバー~記憶の彼方へ~」

2018年10月19日 08時56分12秒 | 韓国ドラマ感想
韓国ドラマでイヤと言うほど観てきた権力者のやりたい放題、それに蹂躙される弱き人々、そして戦う人たち。
このドラマもそういったドラマだった。
ただ、いつもとちょっと違うなぁ~と。
“神はこの人にどれだけの試練を与えるのだろう?”
切なくてしかたがなかったが、最後に残ったのが静かな哀しみと温かさだった。
そういう気持ちにさせられる巧いストーリー、そして適材適所の役者さん。
これ程ぴったりとはまった配役はあまりないような気がする。
ソ・ジヌ役のユ・スンホくん、前回観たのが「会いたい」で、年相応の役といった感じではなくあまり良い印象ではなかった。
でも、今回は良い感じ、高校生も最年少弁護士もぴったり。
演技が巧い上に、あの顔!
なんて切ない表情になるんだろう、なんて幸せな表情で笑うんだろう。
ドラマの印象は彼の表情の印象と言ってもいいかもしれない。
イ・イナを演じたパク・ミニョンさんはスンホくんと比べたらかなりお姉さんだし、画面でもそう見えた。
だから2人のラブシーンはそんなにキュンとしなかった。
そこは無くても良かったかも。
でも、ジヌを支える優しい年上の、それも正義感の強い女性ということではミニョンさんが良く合っていた。
弁護士パク・ドンホ役のパク・ソンウンさんと検事タク・ヨンジン役のソン・ヨンギュさんは敵なのか味方なのか、怪しい役でドキドキワクワク、この2人がかなり好きで、面白く観ることができた。
最後に、ハンパない悪役ナム・ギュマンを演じたナムグン・ミンさん。
「匂いを見る少女」では薄気味悪い悪役だったけれど、ここでは悪事のやり方と思考がド派手で箍の外れ方が凄い。
あまりのすごさが滑稽でさえあった。
だから現実味が無くなって、この哀しい物語の中である意味救いだった。
しばらくの間、韓国ドラマ疲れをしてあまり観ていなかったが、最近続けて観た2016年の韓国ドラマは私の好みで楽しめた。


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読書感想「灰色のパラダイス」赤川次郎

2018年10月18日 15時07分50秒 | 乱読本感想
光文社 2018年9月11日

★3 2018/10/18

秋が来たので赤川次郎、爽香シリーズを読む。
そんなに長い話ではないし、難しい話でもない。
さくっと読んで終了。
面白いとか面白くないとかはもう関係なく、今年の爽香の様子を知って、爽香も頑張っているなぁ~と。
爽香の周りの人たちも、お変わりなくの人もちょっと変化があった人も同様にその様子を知る。
1年に1度近況を知らせてくれる人からの手紙を読むような気分だ。
「来年の手紙を楽しみにしています!」

解説がダラダラ長い!と感じた。
爽香の15歳からのあらすじのようなことが書き連ねられている。
読むのが面倒と思ってしまった。
考えたらこれを全部読んできたんだよな~と妙な気分になった。


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韓国ドラマ感想「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」

2018年10月11日 12時03分15秒 | 韓国ドラマ感想
パク・ヘジン、ソ・ガンジュンが出演しているので気になるけれど、主演の女優さん知らないし、美しいとも言えないし、よくある感じの韓国ラブコメか?
お目当てのDVDが借りられていたらこれを観ることはなかった、かも。
でも、観ることができて良かった。
イケメン大学生ユ・ジョン(パク・ヘジン)と女の子ホン・ソル(キム・ゴウン)、元天才ピアニストのペク・イノ(ソ・ガンジュン)、3人の三角関係ラブストーリーだと思っていたけれど、単純なそれだけでなくとても興味深いドラマだった。
そもそも、あこがれの的である筈の主人公ユ・ジョンの行動や性格が“変”“謎”。
どうも屈折しているようだ。
が、ひょっとしたら、ホン・ソルが想像しているユ・ジョンなのかもしれない。
はたまた、何かの意図を持ってミスリードを誘っているのか!?
「バッドガイズ」のあの役を彷彿とさせられるシーンもあったりして、どんな展開になるのかが楽しみで観ていけた。
それにしても、ユ・ジョンやホン・ソルの周りの人たち、確かにこんなやつ居るんだけど、揃いも揃って、クズばかり(ただし、ボラとウンテクのカップルは人として正しく良い人)
こんな人たち大っ嫌い。
私はホン・ソルのようなめによく遭っていたので、彼らがその報いを受けたときにスカッとした。
だから、ユ・ジョンの行動のある部分は理解できた、つもりになっていた。
でも、ユ・ジョンの根底にあったのは・・・この複雑な性格、感情、パク・ヘジンさんは巧く演じていたと思う。
観終わった後で、彼のインタビュー記事を読んだ。
Kstyle 記事
彼が演じようとしたユ・ジョンはちゃんと私に伝わっていた。
このドラマでのパク・ヘジンはちゃんとユ・ジョンだった。
ただひとつだけ、言ってもしかたがないことだけど、彼がもう7、8歳若かったら完璧だったと思う。

知らないし~の女優、キム・ゴウンさんは実は映画界の有名人だった。
小さくて細い目、美人ではない、平凡な女子大生そのものだった。
それが恋をする過程でどんどん美しくなっていく。
その美しさを表情とか演技で出しているのが、この人、やっぱ凄い人なんだと思った。
賢くて、人を思いやることができる、自分の傷も他人の傷も癒やすことができるホン・ソルに自然体でなっているような気がした。

ペク・イノ役のソ・ガンジュンくん、「ずる賢いバツイチの恋」の年上の女性を一途に思うクク・スンヒョンと同じ様な役。
今回は出番も多く、色々難しい役だったと思うけど、巧く演じていたね~
パク・ヘジンさんがあまり感情を顔に出さない役どころだったので、彼の喜怒哀楽が良い感じで目立った。

そして、目立ったと言えば一番だったペク・イナ、あえて役名で。
この強烈な自己中女はどう言う育ち方をしたらこうなるのだろうかと、登場の度に度肝を抜かれた。
ただ、時として彼女の行動でスカッとすることもあった。
感情を抑え込むホン・ソルの対比で存在しているのだろうが、とにかく箍の外れた感が凄かった。
演じたイ・ソンギョンさんの身体を張った演技だったのだろう。

最後に、ユ・ジョンとホン・ソルの結末に賛否が分かれたそうだが、私はこういう終わり方が好きだ。
と、いうか、全体の流れからするとこうだよね~と思う。
後で原作が人気のWeb漫画で、完結していない物語だと知った。
だから賛否両論だったのだと思うが、ドラマとしては完結していて良かった。


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読書感想「たんぽぽ団地のひみつ」 重松清

2018年10月10日 14時13分34秒 | 乱読本感想
帯の“シゲマツ作品史上、もっとも幸福なエンディング!”に惹かれ買ってしまった。
重松作品には温かい作品が多いが、油断するととても暗く、悲しい結末の作品に当たってしまうことがある。
前回読んだ「ゼツメツ少年」はけっこうきつかった。
今回は幸福が約束されていると言う作品だから安心して読めるだろう。

過去に残してきた悔恨、と言うほど深刻ではない小さな心残りが解消されるなら、それは幸せなことだろう。
それも、団地にかかわる人たちが同時に見る夢の中で。
夢の中で叶う“夢”や“願い”、それぞれの人たちが味わう幸福を想像すると、涙が出てくる。
確かに、幸福なエンディングだったな。


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韓国ドラマ感想「むやみに切なく」キム・ウビン、ペ・スジ

2018年10月03日 14時36分56秒 | 韓国ドラマ感想
先日、久しぶりにレンタルDVDを借りた時に観た予告映像にこれがあった。
内容を知って思わず絶句。
夏に見かけたウビンくんのニュース、鼻咽頭がん闘病中という文字と長髪をかき上げている儚げな写真にショックを受けたばかりだったから。

キム・ウビンという人を最初に見たのは「相続者たち」だった。
最初の頃は主演のキム・タン(イ・ミンホ)にやたらケンカを売る目つきの悪いヤツでしかなかった。
それがいつの間にか、『この子、何気にすごいかも!』になった。
イ・ミンホくんと並んでも見劣りするどころか、彼のスタイルの良さが目立ってしまう。
そして、演技も巧い!(のかも)と。
自分の親や友達に対するやり場のない気持ちやウンサン(パク・シネ)に恋するもどかしい気持ちを上手く演じているように思った。
何より鋭い目が印象的だった。
出演者たちの豪華さに比べ、ストーリーはいまいちだと思った「相続者たち」での思わぬ収穫だった。
その後、“イ・ジョンソクを観てみよう”で「ゆれながら咲く花」を観て、『あぁ~、キム・ウビンは本物だ!』と思った。
その後、“キム・ウビンを観てみよう”で映画「技術者たち」と「二十歳」を観た。
どれも、ちゃんと実力も兼ね備えたカッコいいキム・ウビンだった。

ドラマの内容とウビンくんの病気という現実に、観る前から“切なく”なっていた。
「むやみに切なく」という邦題があまりにも出来すぎている気がしたが、彼の病気はこのドラマの後だったし、韓国のタイトルも「함부로 애틋하게」でそのままの訳のようだ。
死を扱ったもの、特にそれが若い人だとより悲しい。
それに現実がのっかってくると・・・もちろんウビンくんは生きているが、ついつい彼に思いがいってしまって、何もかもが悲しくてやり切れなくなる。
必要以上に涙が出てしまう。
自分でバイアスをかけてしまっていると自覚しながら、そのまま観てしまった。
だからもう、最終話でのお母さんとの会話では涙が出すぎて、胸がいたくて息もできないくらいだった。
この時のウビンくんの演技が凄かった。
相手役のチン・ギョンさんの演技も、“渾身の”と言っていいと思う。
涙をボロボロこぼしながら微笑むウビンくんの表情はえもいわれぬ美しさだった。
ウビンくん、一見、怖そうで無表情に見えるけれど笑顔はハンパない破壊力を持っていると思う。

ヒロイン、ノ・ウル役のペ・スジちゃん、今まで特に可愛いと思ったことがなかったのに今回はむっちゃ可愛かった。
それも“女の子”としての可愛さじゃなく“女”としての可愛さ。
彼女に対しては特別なバイアスはかかっていないので、まんま可愛かったんだろうなと。

今回、特別な感情で観てしまったけれど、感想は感想。
ウビンくんが次のドラマで主演を立派に果たしたら、その後、もう一度これを観てみよう。
それが近い将来であることを祈ろう。



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