途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

嵐コン 2019/8/30 京セラドーム ARASHI Anniversary Tour 5×20

2019年08月31日 11時55分02秒 | arashi事 コンサート
【コンサートの内容には極力触れていません、感じた事だけ書いてます】
行ってまいりました。
前回、チケット落選で15周年に続き20周年も行けないのか~と落ちていたら追加で拾えた!
前日まで仕事でバタバタ、大雨情報に一喜一憂、寝不足な状態で迎えた入場。
そこでもバタついて、渡されたチケットをちゃんと見ることなく歩き始めてしばらくして気が付いた!
『アリーナじゃん!』
前の方じゃなかったけれど、スクリーンは綺麗に見えたし、トロッコ道のすぐ傍、『やった~!』と。
いつもなら単純に喜べたのに、今回は特別な思いがあって・・・
あの発表を聞いた時も淡々と(ちょい涙は出たけれど)受け入れた。
始まって、コンサートで馴染みの歌たちが続けて歌われる。
行った会場、街、一緒に行った人、会った人、色々な思い出が歌ごとに出てくる。
我ながら恐ろしい程の量だ。
ものすごい量の幸せがそこに在って、泣いてはいけない気がした。
でも、
モノクロ映像で嵐が、一人一人が消えていく。
相葉ちゃんのただのトリック?
何か意味があるの?意図があるの?
その意味を考える。
翔ちゃんがピアノを弾く。
「アオゾラペダル」の歌詞がスクリーンに映し出される。
それを見て!読んで!と。
その歌詞に”意味”があるのか?
あっ!
”きっとぬりすぎた色って白に戻れないけど それでいい新しい色で明日を描こう”
あっ!そう言いたいのか!
私はそう理解すればいいのかな。
色々な色が塗られた嵐の20年、それは偉大な作品。
これから新しい嵐を描くという宣言。
そうする嵐を見守り、応援すればまた良い作品ができるんだね。
今回のコンサート、席の良さも当然あったのだろうけれど、完璧と言っていいくらいだった。
無駄をそぎ落としたシンプルさと凝りに凝っているけれどそれを感じさせない美しさだけが印象に残る映像。
5×10の盛りだくさんハデハデからの”これ”
たぶん、嵐は完成したんだろうな。
これをひとつの完成として次に進もうとしているんだな。
今まで”ありがとう”
これからも頑張って!応援してる!
でした。
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読書感想「自白 刑事・土門功太郎」乃南アサ

2019年08月31日 10時02分43秒 | 乱読本感想
文藝春秋 2013年2月8日

★3

書店で見かけた乃南作品。
読み始めて、あれっ!?これって昔の乃南作品?
単行本が2010年だからそれほど昔のではない筈だが・・・あっ!昭和が舞台なのか~
土門刑事の短編4話。
テレビドラマの様に、事件が起きサクサクと解決されていく。
安定した乃南作品で、可もなく不可もなく、と言った感じ。
ただ、昭和を生きてきた私が読むと文章がセピア色をして浮かんでくる。
土門刑事の日常の中にある昭和の事件、流行り歌、その固有名詞を見ると、土門刑事の背景に私の背景も加わり、短編が中編の様な感じになる。妙な感じになる。
昭和を生きていない人がこれを読んだらどう思うんだろうかとちょっと気になった。


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読書感想「ルージュ 硝子の太陽」誉田哲也

2019年08月24日 14時24分09秒 | 乱読本感想
光文社 2018年11月20日

★4

私は彼の作品を読むたびに感想に書いている。
誉田哲也は読者を作品に引き込み、次はどうなる?の興味でテンポよく読ませてくれる、と。
エログロにもめげない興味で最後まで読める。
姫川玲子シリーズも長くなった。
ドラマにも映画にもなった。
その中で姫川玲子はこんな女性だと私の中で作られていたイメージがある。
今回、本書を読んでいて、『あれっ!?姫川玲子ってこんな人だっけ?』と思う部分がいくつかあった。
冷たい炎だと思っていたが、温かさを感じた。
そして、人として安定した気がした。
年月を経て大人になったということか。
姫川だけでなく他の仲間たちも少しずつ変化している。
シリーズものはこういうところも面白い。
そして、もう一つ興味深いのが、
テンポの良い文章につられて最後まで来た時、気が付いた。
えっ!?ひとつの事件は解決したけれど、もうひとつの事件はどうなった?
下巻があったっけ?次のシリーズになるのか?
解説を読んだら、ジウシリーズに歌舞伎町セブンシリーズのメンバーも加わってもうひとつの作品ができているそうだ。
3シリーズ共演の「ノワール」という作品をはやく読みたいものだ。


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読書感想「罪の声」塩田武士

2019年08月15日 14時18分34秒 | 乱読本感想
講談社 2019年5月15日

★4

少し前、書店の人気ランキングの上位にいた本書、調べてみたら「雪の香り」を書いた作家さんだった。
京都が舞台というだけで選んだそれは私の中ではあまり評価が高くなかった。
彼の2作目として読む本書はどんなだ?
読み始めて、『あっ!グリコ森永事件を扱っているんだ!』
『えっ!?脅迫に子供の声が使われたって?・・・』創作かと思ったら事実、会社名は変えられているが、事件自体の内容は事実にもとづいているそうだ。
その事件の名前はよく知っているが、なぜだか詳細が分からない。
その時、私はいい年した大人だった筈だが何故これ程記憶が無いのだ?と、その年代を見たら、人生で一二を争う忙しい時だった。
だからまずはグリコ森永事件を勉強しようと思ったら、この事件、色々あり過ぎてWikipediaでざっくりと内容を拾うだけでもかなり時間をとられた。

本当の事件であったことと創作の人たちが絡み合って話が進む。
子供の時の自分の声が事件に使われたと知った曽根俊也と未解決事件を追うはめになった新聞記者の阿久津。
それぞれが事件を追い求める。
その過程は創作でしかないし、そんな偶然はないだろうと突っ込みたくもなるが、起こった事件の事実にうまく絡めて作られているのも事実。
そしていつの間にか創作の人たちのだけの世界になる。
描き出された事件の真実に居たかもしれない人たちの人生はけっこう空しいものもあった。
その中で未来に希望を繋ごうと行動する俊也や阿久津には清々しさを感じた。

それにしても、タイトルの“声”が実際の事件の子供の声だったとは。
それも3人。
そのようなことに利用された子供の人生は?
作者が子供たちの人生に思いを馳せるのが分る気がする。

読みながら、この作品は映画やドラマにむいているなぁ~と思っていたら、あらまぁ!2020年に映画が公開されるそうで。

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読書感想「女主人公(ヒロイン)」赤川次郎

2019年08月12日 09時58分21秒 | 乱読本感想
双葉社 2019年3月13日

★3

少し前に爽香シリーズではない作品「東京零年」を読んだ。
『赤川さん、作風が変わった!?』と思った。
書店で見つけた本書はそれと近い時期に書かれた作品のようだったので少し興味を持った。
結果としては私が良く知っている赤川次郎作品だった。
殺人や不倫が出てくるのに、現実味がなく話がポンポンと弾む。
時間つぶしの娯楽として読む本としては良い。
タイトルは女主人公だが主人公は男、大多。
売れないシナリオライターで、お人好し。
赤川作品ではこのタイプは事件に巻き込まれて忙しい。
人気女優にろくでなしのその家族、新人女優、子役、TV関係者・・・なんだか爽香シリーズの男版を読んでいるようだった。
新鮮味はなかったが「幽霊列車」からのお付き合いなので『まぁ、いっかぁ~』と読めた。

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