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読書感想「ウォーターゲーム」吉田修一

2022年09月10日 20時26分49秒 | 乱読本感想
幻冬舎文庫 2020年08月06日

映画化と言うことで読んだ「太陽は動かない」は読んでみてもいまいち解らなかった。
三部作との事で、次の作品・「森は知っている」を読んで、主人公、鷹野の過去は明らかになった。
そして、三作目。
何という壮大なスケールのお話!
と思う反面、CGをいっぱい使った映画の様にも思えた。
それは読み進むにつれてますます大きくなり、最後の場面ではアニメか!と、ツッコミを入れてしまった。
鷹野の幼少期の悲惨さを思えば、そんな非現実的な終わり方でも、彼が”生きている”と感じられて良かったとも言える。
三部作完結との事だが、鷹野と長年のライバルたちの関係はこのまま終われるのだろうか?
その後の鷹野の決断も知りたい。
続編が読みたいものだ。

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