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「彗星物語」感想

2016年12月21日 09時56分21秒 | 乱読本感想
「彗星物語」
1998 文芸春秋
宮本 輝

2008年01月27日 09:49
★5
寒い日が続くのでほっこり暖かい本が読みたいなと思ってチョイスしました。

正解!でしたね。

宮本さんはブレのない優しい正義をもっている方だと思っています。
語られる内容は本によって当然違いますが登場人物が必ずもっていますから。
だから、読むと気持ちが良くなって元気になれます。

この話はいわゆるホームドラマで、大家族の中にさらにハンガリーから留学生がやってきて・・・
彼に触発されて、大家族が、それでなくても騒動続きの家族がまた別の方向に動き始める。
でも、動いているようでそれぞれが持っている「正しい何か」は動かない。
個々のキャラが面白いので、ただのホームドラマに引き込まれて最後の方は涙涙涙・・・

この続編を書いて頂けるのであればよみたいです。
それぞれのこれからは想像するだけで面白そうで、物語が幾つも生まれそうだから。


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