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「ルパンの消息」感想

2016年12月19日 16時39分00秒 | 乱読本感想
「ルパンの消息」
横山 秀夫
光文社 2009年4月9日

2009年05月18日 20:38
★4
横山秀夫の〝幻の傑作〟待望の文庫化というのに引かれて読んだ。

最初は何だか無理のある設定だなと思った。
時効のその日だけで15年前の殺人事件の犯人をあげるって・・・小説の為だけの設定。

容疑者の尋問がだらだらと続きなかなか物語に入っていけない。
それがある時点から、えっ!?そんな展開!?
えっ!?その人がここで登場!?・・・おお~~!そんな結末!!

・・・じゃなかった、ふ~~ん、そうかぁ~、そういう結末なんだ。

と、最初の無理な設定の24時間を結構楽しませてくれた。

横山秀夫の処女作ながら、今回の文庫化で改稿されたようで、それなりの作品に仕上がっていると思う。

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