途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「正義の天秤」大門剛明

2021年10月24日 15時07分23秒 | 乱読本感想
KADOKAWA 2020年3月24日

NHKドラマが始まって、原作があることを知った。
亀梨和也くんの写真付きの帯がある文庫本が書店に並んでいた。
ドラマはちょっとビミョーなキャスト。
医者あがりの敏腕弁護士とか、その彼女がやはり弁護士だったとか、ついつい彼や彼女の実年齢とかキャラと比較してしまって、内容よりそれが気になっていた。
事件や弁護はそれほど目新しいことがないのでよけいにそれが気になったのだろう。
原作は違うのだろうかと読んだが、事件や弁護はドラマと変わらない。
おまけにドラマのキャストが本の中で動いている。
一昨日読み終わって、本日ドラマの最終回を観終わった。
結局ドラマも原作本も”ほぼ同じ”じゃん、という感想になった。
原作と映画、ドラマが”ほぼ同じ”じゃんと言うのは私の中では珍しい部類に入る。
と、まったく内容に触れていない感想を書いてしまった。

そう言えば、初めて読んだ大門剛明さんの作品も”冤罪”を扱ったものだったな。(雪冤)


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読書感想「慈雨」柚月裕子

2021年10月16日 20時08分12秒 | 乱読本感想
集英社 2019年4月24日

警察官を定年退職し、妻と四国遍路の旅をする神馬。
悪夢を見る神馬、そもそも巡礼をすると言うこと自体、彼が重いものを抱ていると推測できる。
その時に起きた少女誘拐事件、札所を巡る様子と共に夫婦の来し方も語られる。
それぞれがそれぞれの終焉に向かう。
悲しさを持っているが、すべてが不幸せではない。

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読書感想「狐色のマフラー 杉原爽香48歳の秋」赤川次郎

2021年10月10日 19時15分31秒 | 乱読本感想
光文社 2021年09月14日

杉原爽香シリーズを書店で発見して『秋が来たんだ!』と思う。
私の中でブドウや柿や新米と同じ並びだ。
物語が面白いとか面白くないとかではなく、今年の爽香とその関係者たちの様子を教えてもらう。
子供が成長する、誰かが亡くなる、私たちと変わらない、いや、やっぱり”事件”は起きるが。
今回、ある方が亡くなった。
それを読んで、いつか、私か、赤川先生がそうなったらそれがこの物語の終わりなのかなと思った。

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読書感想「ラストスタンド 感染領域」くろきすがや

2021年10月03日 08時50分06秒 | 乱読本感想
宝島社 2020年08月06日

表紙に「ラストスタンド」という文字に並んで「感染領域」という文字、これはまたタイトルだけを変えた出版社のいやらしい売り方か!と最初は既に読んだ「感染領域」だと思っていた。
デビュー作「感染領域」は登場人物のキャラとかが面白くてそれなりに楽しめた。
それより、東京大学卒の2人による作家ユニットの作品と言うことで興味を持った。
よく見ると、それとは違う作品のようだ。
2作目の作品はいかに?
読み始めると登場人物は同じようだ。
期待しながら読み始める。
今回は水がほとんど無くても育つ”ラストスタンド”という稲の開発に絡む話。
夢の様なプロジェクトのチームリーダーになった安藤だが、部下はたった2人、それも中国人とアメリカ人。
成功すれば世界の穀物市場で”日本が”優位に立てるというのに、この規模、この人選で良いのか?
そのプロジェクトの成功を邪魔するもの、盗もうとするもの、”国”単位の争いも!
農水省の里中も個人的に一番期待していた”モモちゃん”も登場するが、活躍がデビュー作程ではない。
壮大なんだか、しょぼいのか、期待しすぎた私が悪いのか、の結果。
最後に、”ラストスタンド” の形状が文字の説明だけじゃ全く分からない!

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