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読書感想「ドンナ ビアンカ」誉田 哲也

2017年03月18日 13時07分08秒 | 乱読本感想

新潮社 2016年3月1日

2017年03月18日 13:03
★3
帯に『ストロベリーナイト』と言う文字が見えたので買ってきていた。
読み始めて、魚住って女刑事がストロベリーナイトに居たっけ?とよくよくみれば、
“の著者が書いた”ってことだったのね。
それにしても、魚住刑事がでるシリーズって読んだことあったかしら?
・・・調べたら、無かった。
気を取り直して読んでいく。
まぁ、いつもの誉田作品っぽい流れだが、あまり過激ではない。
事件も、誘拐事件だが、それほどの緊張感がない。
なんでだ?
事件と、なにやら曰くありげな中年男性と中国人女性の関係が交互に描かれる。
『ストロベリーナイト』的な展開だとこのふたりは、“何かやらかす!”と疑って読んでいく、
が、
もちろん、何かはやってくれる。
が、
最後、あれれっ!?
これって、純愛小説!?
事件が解決して良かったと共に、何となく「幸あれ!」と微笑ましい気持ちになった。
魚住刑事は姫川刑事のようにクールな感じがしないし、どこか温かい雰囲気がある。
作品もそのような作品になっている。
シリーズものなのに前作を読んでいないから彼女の背景は知らない。
どんな過去があった人なのだろう?
先輩刑事に後輩刑事、男と女として気になる刑事も居て、興味深い。

タイトルの「ドンナ ビアンカ」
どんな意味だろう?
読めば解るのかなと思っていたが、解らない。
解説を読めば、と思ったら・・・
おいおい「未読の方の興を削ぎたくないのでここにタイトルの意味を明記することは避けるが・・・」って。
既読しても解らないのに、何言ってるんだか。
調べてみたら、何人かの人が調べていて「白い女」ではないかと。
「白い女」のイメージに近いのは魚住刑事ではなく中国人女性だと思うが、明記することを避けるほど重要なことでも無いような気がする。


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