途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「全日本食えば食える図鑑」 椎名誠

2019年05月05日 05時12分57秒 | 乱読本感想
新潮社 2008年4月25日

★3

移動中の暇つぶしに読もうと買っていたが、数年読んでいなかった。
椎名さんの12の日本で”食った”お話。
珍しいもの、変わったものを食べる”日本一つら~い食べ歩きエッセイ”だそうだ。
”つら~い”のか?
いやいや、けっこう楽しんで食べていたような気がするけれど。
軽妙な語り口調の文章のためかそれほど辛さは感じない。
それぞれの地域で”食った”ものは、情報が発達している現代においては知らなかった!というようなものは無かった。
でも、確かに珍しいものであるには間違いないだろう。
中でも面白く読んだのは昨年行ったばかりの名古屋近辺の食べ物の章。
本当に、名古屋あたりの食べ物には・・・名古屋人は珍しいものとも変わったものとも思ってないだろうなぁ~


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読書感想「おしい刑事」 藤崎翔

2019年04月26日 19時53分27秒 | 乱読本感想
ポプラ社 2016年10月5日

★3

「神様の裏の顔」で興味を持ち、それ以降の作品を読んできた。
最初に感じた『この人、ひょっとしたら化けるかも』は未だに実現していないが、ちょこちょこ巧いなぁ~、手慣れているなぁ~と思はう。
惜しい刑事、押井の6つ推理は本当に毎回惜しい。
最後の方で大どんでん返しになるのか?と期待したが・・・ごめん、ネタバレ、やっぱり残念な刑事だったなぁ~
私は短い話はあまり好きではない。
だから藤崎翔の長編を読みたい。
凝りに凝った、そしてブラックに笑える、そんな作品を読みたい。
化けてくれ!藤崎翔。
あっ!「おしい刑事」がドラマになったそうで。

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読書感想「東京零年」 赤川次郎

2019年04月14日 09時06分24秒 | 乱読本感想
集英社 2018年10月19日

★4

昔は色々と読んだ赤川作品だが昨今は杉原爽香シリーズくらいしか読んでいなかった。
書店でそうではない文庫本を目にしたので買ってきた。
最初のうちは爽香シリーズの感覚で読んでいた。
でも、どこか、何か、違う感じがしてきた。
終盤、『あれっ!?これって近未来の日本の話?』
既にこの作品が世に出てから数年経っている。
ひょっとしたら近未来は”今”なのかもしれない。
密かに監視され、一部の権力者の意にそぐわない者は排除される。
日本の社会、何となく自分が解ったような気になっているこの社会が裏で操作されているとしたら?
昔、私の前の世代は反体制を叫んで学生運動とかを繰り広げてきた。
それが良かったのか、悪かったのか、評価は分れると思うが目が社会の在り方の向いていたのは確かだと思う。
今は間違いなく向いていない。
これはそれに警鐘を鳴らす作品なのだろうと私は解釈をした。
赤川次郎は戦ってきた世代だ。
その後に続く戦わないで流される世代に向けて”君たち!社会に目を向けろ!”と言われた気がした。


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読書感想「ホテルジューシー」 坂木司

2019年03月31日 05時55分30秒 | 乱読本感想
KADOKAWA / 角川書店 2013年2月25日

★4

去年、マイブームだった坂木司の本を見つけたので買ってきた。
沖縄が舞台だそうだ。
あっ!「ホテルジューシー」の”ジューシー”って、ひょっとして食べ物!?
調べたら、あぁ~あれか!沖縄旅行をしたときに食べたあの炊き込みご飯!
美味しかったのでお店のおばちゃんに作り方を聞いたら「簡単よ~、これ(お店で売っている乾燥モズク)と人参を入れて炊くだけよ!」と言われた。
かなり奥深い味だったので、流石にそれは無いだろうと思ったが、帰って作ってみたら、やはり・・・
この話を読んで、おばちゃんのあの説明は沖縄の”テーゲー(アバウト)”だったのかと思った。
そして、この本に詰め込まれている話たちはまさに”ジューシー”
美味しいお出汁が効いてほのかに甘い。
真面目でしっかり者だが、ちょっとそれが過ぎる大学生のヒロちゃんが沖縄の安ホテルで体験するひと夏の出来事。
テーゲーなホテル関係者、滞在者、出会う人、それらが混ざり合い美味しいジューシーに。
ヒロちゃんを通して私も沖縄を楽しんだ。
ヒロちゃんが経験した夜遊びと台風、またいつか沖縄に行くことがあったら経験したいものだな~
あっ!比嘉さんがつくる”ドゥルワカシー”も食べてみたい!


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読書感想「雪煙チェイス」東野圭吾

2019年03月24日 06時14分30秒 | 乱読本感想
実業之日本社 2016年11月29日

★3

「白銀ジャック」「疾風ロンド」に続く本作はスキー場シリーズの3作目。
正直、このシリーズはサクッと書きました感があってそれほど好きではない。
ただ、深刻さも重苦しさもないのでサラッと読める。
殺人事件だと言うのに犯人扱いされた学生も捜査する刑事たちも切迫感が無い。
スキー場を舞台とする人間模様が描かれる。
あぁ〜あ、(疾風ロンドのように)ここでも理不尽なことを命令する自分勝手上司が登場か!
その命令に従いつつも冷静な行動が取れる刑事、その刑事に協力する居酒屋の女将のキャラはちょっと面白い。
お約束のスキー場関係者のエピもいつもの様に描かれる。
スキー場の立ち入り禁止区域をやたら滑る。
最後に犯人がサクッと特定されて終了。
そもそもこれは犯人を推理して読むと言った作品ではないのかもしれない。


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読書感想「継続捜査ゼミ」今野敏

2019年03月08日 21時23分13秒 | 乱読本感想
講談社 2018年10月11日


★2

「隠蔽捜査」の竜崎伸也愛する私としては”捜査”と名の付く作品は読んでみようと。
元刑事、警察学校校長を退官した小早川が再就職した女子大で「継続捜査ゼミ」を行うという。
当然学生は女子、5人。
5人の女子の説明が、容姿や嗜好、ゼミにやってくる時間、テーブルに座る位置まで説明される。
小早川の後輩刑事たちも登場するが、若い女の子とお話しできて嬉しいと鼻の下を伸ばした感じしかしない。
ゼミの延長で、みんなでお食事しましょう、とか。
一応、女の子たちが推理した結果を踏まえて未解決殺人事件が解決する。
が、
何と申しましょうか~、女の私が読むと面白くも何ともない。
と、いう感想になりましたとさ。


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読書感想「正義のセ 4 負けっぱなしで終わるもんか!」阿川佐和子

2019年02月18日 19時16分15秒 | 乱読本感想
KADOKAWA 2017年9月23日

★4

意外に面白かった2と3だったが、4はどうだ?
凛々子は尼崎に移動になっている!
最初は関西人のパワーに押され気味だったけれど、良い仕事仲間や友達に出会いイキイキと仕事をする凛々子、大人になったものだなぁ~
汚職事件の捜査の為に高級鮨店や高級クラブに潜入するあたりはちょっと笑えた。
でも、取り調べは狡猾に。
感情的になっていた新人凛々子はもういない。
頼もしい限り。
だが、恋はね~・・・男を見る目がないんかい!
そこは今後のお愉しみのようね。


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読書感想「希望荘」宮部みゆき

2019年02月16日 20時50分05秒 | 乱読本感想
文藝春秋 2018年11月9日

★4

短編と言って良いのか中編なのか離婚後の杉村の様子が描かれている。
長編ではないが4作品とも内容はたっぷり。
「聖域」で探偵事務所を始め、しばらくたった杉村の様子がわかる。
地域に馴染み、愛されているようだ。
本書のタイトルになっている「希望荘」
故人を調査することで現れた彼の生き様、その生き様を知って自分の指針にする孫が描かれる。
杉村だからたどり着いた真実に感動した。
そして思った。
私は孫の指針になるような生き方をしてきたか?と。
後少しの人生、それを目指して生きてみよう!
「砂男」
離婚後、地元に帰った杉村が再び東京に出て探偵事務所を開く迄の話と彼の親族の様子が描かれる。
杉村三郎を形作った家族と地域、そして蛎殻(名字である)との出会い。
身体が少し不自由な人の様だが、若くても貫禄があり聡明な蛎殻に興味津々。
このシリーズを読み進むことで“蛎殻昴”のことがもっと解るだろう。
次が楽しみだ。
「二重身」
東日本大震災が起きた。
それを体験した多くの表現者たちはその表現方法で作品を残しているが、これもそのひとつだと思う。
起こった事件のことはさておき、その時の杉村の状況描写で彼を心配してくれる人たちがこんなも居るんだと嬉しくなってしまった。
そして(不謹慎だが)微笑ましく思った。
杉村に肩入れしてくれる竹中家のビッグマムの配慮で移った新探偵事務所での今後が益々楽しみ。
将来的には大家さん一家のエピソードもいっぱい出でてくるんだろうな~

杉村三郎シリーズは「誰か Somebody」と「名もなき毒」は読んだ。
「名もなき毒」の”毒”にやられた。
その後ドラマで「ペテロの葬列」を観たが、重苦しく感じた為に原作は読んでいなかった。
でも、本書を読んで、杉村がつつがなくとは言えないけれど、周りの人に愛されて暮らしていることを知りホッとした。
だからこれからもこのシリーズを読んで行ける気がした。


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読書感想「正義のセ 3 名誉挽回の大勝負!」阿川佐和子

2019年01月28日 10時20分26秒 | 乱読本感想
KADOKAWA 2017年4月25日

★4
(そう書かれてはいないけれど)「つづく」で終わった正義のセ2。
もう即、3を読むしかない!
親友、明日香とのその後の関係はどうなる?と勇んで読み始めたら・・・あららっ、明日香の話。
それも転校して凛々子と離れ離れになってからの明日香の話。
『そうか~、明日香、そういう事があったのか』と、私は解った。
でも、凛々子はそんな事情は知らないし、明日香もそういう事を自分から話しそうにない。
壊れたまんまの友情、にはならないだろうが、どう修復するのか?
そこはお話だから。

ちょっとネタバレ的な話になるけど、このふたりの関係修復の過程がなるほど納得と言う感じで興味深かった。
幼なじみの友達って、こういう感じになるのかもねと幼なじみの友達の顔が浮かんだ。

「正義のセ 1」感想
「正義のセ 2 史上最低の三十歳!」感想


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読書感想「正義のセ 2 史上最低の三十歳!」阿川佐和子

2019年01月21日 18時50分56秒 | 乱読本感想
KADOKAWA 2017年1月25日

★4

ドラマを観て、「正義のセ」の1を読んだ時、正直すご~く面白いとは思わなかった。
だから2と3も買ってあったのに読んでいなかった。
でも、読まなくっちゃ、と。
あれれっ?意外に面白いぞ!
ドラマのように短いエピソードが続くのかと思っていたら今度はじっくりと長く深く・・・そして凛々子最大の失態!
そんな時、幼なじみと再会!
えっ!?その彼女が凛々子を裏切ったのか?
そこで「つづく」って、思わず『おい!そりゃ~ないだろ!』と悪態をついた。
まぁ、3は既に待機中なんだけど、単行本で読んだ人には解らない気持ちね。

「正義のセ 1」感想


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