講談社 2016年5月13日
2017年02月27日 13:16
★4
赤字ローカル線の立て直し、客寄せパンダを自称する女社長を筆頭に頑張る人たちが描かれる。
厳しい状況でも、とにかく明るく元気よく、読んでいてワクワク楽しくなる。
みんなの頑張りを『頑張れ~!』と応援する。
少しだけ頑張りの成果が見え始めたら、なにやら陰謀の気配。
赤字解消だけでも難しいのに、どうなる?
“悪”を探し会社を守る。
この辺から、真保裕一の本領発揮。
ハラハラドキドキ、手に汗握るサスペンス、だけど、みんなが頑張っているから楽しみながらのハラハラドキドキ。
ちょっと、池井戸作品の半沢直樹シリーズやドラマの花咲舞のような感じで、プチ勧善懲悪が気持ち良い。
真保さんを知ったのは昔で、「奪取」とか「ホワイトアウト」の様な硬派な作品が好きだった。
少し前(っても、2012年)に「デパートへ行こう!」を読んで、『あれっ!変わった!?』、以前とは違い軽さがある!
悪くない作品だったが、違和感が少しあった。
本書はその「デパートへ行こう!」と同じラインの作品のようだ。
明るくて軽め。
「デパートへ行こう!」より少しハラハラ度は高い。
「デパートへ行こう! 」感想
乱読本感想リスト作家(さ)行