途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

みなさんに紹介したい!!

2010年11月21日 18時23分52秒 | watakusi事

ひとつは本。

有川浩の「阪急電車」、面白いよ、読んで。

嵐ファンなら知っていると思うけれど、ニノのドラマ、「フリーター、家を買う。」の原作者が「有川浩」なのね。

私は近年、彼女の作品のファンなんだわ。

ドラマ、「フリーター、家を買う。」は厳しい内容である反面、優しくて温かくて良いお話だと思ってみんな観ているでしょ。

この「阪急電車」もそんな作品で、読むと心が温かくなる。

阪急今津線の電車の中で起こる色々なお話で、目次には今津線の8つの駅名が行きと帰りで16並んでいて、16話の短編が収められている。

でも、それぞれの登場人物たちが互いにちょこちょこ繋がっている連作でもあるので、1編の小説としても読める。

そんなに厚い本じゃないから、16編もあると1編が短くなってしまって、物足りないんじゃないかと思ってしまうが、ところがそうでもない。

1編1編、私たちが電車に乗っていたらそういう人や場面に遭遇するかもしれないなと感じさせる情景で・・・実際には作者が巧く作ってくれているんだけれど・・・自分でどんどん肉付けをすることができて、かなり濃い内容になるんだわ。

内容は・・・言わない!

これって、知らないで読んだ方が絶対楽しめるから。

でも・・・「フリーター」に出てくる人たちみたいな人が色々出てくるよ。

ニノのような人(誠治ね)、お母さんのような人、隣のオバサン、姉ちゃん、そして真奈美・・・みたいな。

切ない話、胸キュンな話、くくくっと笑う話、どれも温かくて優しい話ばかりで、読むと幸せな気分になる。

有川作品に出てくる女の子って、私は好きなのよね。

真っ直ぐで、飾り気がなくて、ピュアな女の子たち、傷ついてもちゃんと立ち直る強さも持っている女の子たちがとても魅力的で、そんな、女の子たちが何人も出てくる。

そのせいもあって、1編1編がキラキラしている。

気になった?

なったら読んでみて!

厚い本じゃないし、平易な文章なのでかる~く読めちゃう。

「女の子」、たとえオバチャンでも「女の子」はちょっとキュンしちゃいますよ~

もうひとつはドラマ「Q10」

最初は・・・とりあえず、佐藤健くんは可愛いし、どんなもんか見ておこう的な見方で・・・ロボット役の前田敦子もミョ~だし、意味解んないし~、と見ていたけれど・・・3話で、あれっ!?この話の感じ・・・似ている!と。

やっぱり、以前観ていたけれど、その時は意味解んないし~~と思っていて、後に見直したら、若者に贈るメッセージがいっぱい詰まった良い作品だった「野ブタ。をプロデュース」、それに似ていると思った。

調べたら、案の定、脚本家が一緒だった。

木皿泉という人。

Wikipediaで調べたら、「野ぶた。」を書くにあたり「十代の人のために、真剣に、わかりやすく、媚びずに」を念頭においていたと、書かれてあった。

そう、「野ぶた。」はそんな作品だった。

そして、「Q10」からも同じメッセージをもらっているような気がして・・・佐藤健可愛い、前田敦子ビミョ~なロボットをちょっとよけて、話す言葉を丁寧に聞いていくと・・・・なぁ~るほど、確かにメッセージだ。

このメッセージ、若者に届いているかしら。

このドラマ、もう半分以上終わってしまっているし、観ていない人も多いだろうけれど・・・もし、将来レンタルででも観る機会があったら・・・作者のメッセージに耳を傾けてみてほしい。

「野ぶた。」も同様に、亀梨、山Pカッコ良い、堀北真希ちゃん可愛い的な見方ではなく、メッセージを受け取るという見方をしてみたら・・・ひょっとしたら面白い世界が見えるかもしれない。

まあ、こっちはちょっとマニアックだけど、有川浩は一般的に良いよ。

コメント (2)
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なんだかいいわね、フリーター (4話5話感想)

2010年11月17日 17時29分05秒 | フリーター、家を買う。

17.6 16.8 17.7 17.4 16.7

「フリーター、家を買う。」も5話まで終了して、この視聴率。

喜ばしいこと

母親世代の人は先週の第4話でちょっとやられちゃったんじゃないかしら。

誠治、いや、ニノにクリームをぬってもらうって・・・どんだけ幸せよ

・・・じゃなくて、ニノが、いや、誠治がお母さんの手をとりハンドクリームをぬるシーンが本当に良かった

ニノの優しい表情と、優しいしぐさ、もうたまらんって・・・

私は原作を読んでいないから、原作がどうなっているのかは知らないけれど、このシーンは秀逸だと思うよ。

「おふくろがいなくなったら多分ホッとする」という言葉を口に出すまでに、精神的に追い詰められた誠治だけれど、母親に対する愛情は確固としてあるということを体現しているシーンだわね~

どこかで「マザコン」というワードを目にしたが・・・このシーンを「マザコン」と言って良いのか?

それは各個人の想像力の問題だとも思うけれど、この誠治は同じ愛情を家族とか仲間にも注げるやつなんだと思うよ。

何か事があれば、「あの」父ちゃんにもきっとそそげるやつだよ、きっと。

姉ちゃんも、強くて優しい。

そんな子供達を育てた、父ちゃん、母ちゃんがいる家庭、家族は今はこんなだけど(来週はもっと大変そうだが・・・)ちゃんと再生できそう。

ってな事を想像させてくれる・・・この脚本はいいな~、巧いな~

次も、その次も楽しみ。

しかしながら・・・さっき、あるところでちょこっと見たんだけど、これって8話までなの?

きちんと確認できてはいないんだけど・・・そうだったら・・・つらい。

【訂正・・・10話までのようです】

しばらく観ていたいドラマだから、そりゃ~、ないわな~

それにしても・・・二宮和也さん、演技がお上手。

かつ、いい脚本だわ。

コメント (3)
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