新潮社 2014年2月28日
先ず「うから はらから」って何だ?
おまじないかと思ったら、万葉集にも見られる和語で、「うから」が親族・同族、「はらから」が同胞・兄弟姉妹の意味だそうだ。
何だかどっちも同じに思えて違いが分からないのは私だけ?
別れた夫と仲良く食事をしている未来(みく)が主人公らしいが、未来の元夫や父親、父親の再婚相手、その子供の倫土(ろんど)、未来の母親・・・と、章ごとに語る人が替わっていく。
未来の家族は本人を含め、どうも一般的ではないようだ。
でも、悪人はいない。
愛すべき人たち。
そう、結果として愛すべき人たちになっていく人たちの人間模様が巧みに描かれる。
阿川さんってこんなに描くことができるんだ!と、テレビで司会や女優をやっている彼女の印象が強いのでそう思ってしまう。
「ウメ子」と「正義のセ」しか読んだことなかったしね。
最後、大人になった倫土の語りにちょい涙がでた。
「うから」も「はらから」も違いなんてどうでもいいんだね。
乱読本感想リスト 作家【あ】行
乱読本感想リスト タイトル【あ】行
先ず「うから はらから」って何だ?
おまじないかと思ったら、万葉集にも見られる和語で、「うから」が親族・同族、「はらから」が同胞・兄弟姉妹の意味だそうだ。
何だかどっちも同じに思えて違いが分からないのは私だけ?
別れた夫と仲良く食事をしている未来(みく)が主人公らしいが、未来の元夫や父親、父親の再婚相手、その子供の倫土(ろんど)、未来の母親・・・と、章ごとに語る人が替わっていく。
未来の家族は本人を含め、どうも一般的ではないようだ。
でも、悪人はいない。
愛すべき人たち。
そう、結果として愛すべき人たちになっていく人たちの人間模様が巧みに描かれる。
阿川さんってこんなに描くことができるんだ!と、テレビで司会や女優をやっている彼女の印象が強いのでそう思ってしまう。
「ウメ子」と「正義のセ」しか読んだことなかったしね。
最後、大人になった倫土の語りにちょい涙がでた。
「うから」も「はらから」も違いなんてどうでもいいんだね。
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