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読書感想「ダイイング・アイ」東野圭吾

2016年12月17日 11時50分16秒 | 乱読本感想
光文社 2011年1月12日

2011年02月22日 15:09
★4
いわゆる推理小説ではない。

引き出しの多い東野作品ゆえに、途中でこれってSFだったの!?ホラーだったの!?と考えながら読んでしまった。

結末はそのどちらでもないが・・・

読み手にそのような不思議な感覚を起こさせるストーリー展開はさすがに上手い。

記憶の一部を失った主人公のまわりで不可思議に蠢く人々。

彼らの行動は読み手にも不信感、不安感を与えるので、自分が主人公になったような気分になる。

ただ、上手いと思うが・・・ちょっと暗いというか、救いようがないという結末は好きではない。

とは言え、それが東野圭吾の作品らしいとも言える。

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