ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

クラシックの替え歌

2004-10-21 19:51:21 | 音楽あれこれ
何だか知らんうちに台風が去った。
昨夜は来るぞ、来るぞと思っていたが、深夜頃には静まりかえってるし。
全国的には被害もあったようであるが、少なくともワシのところでは「何だったんだ?」という感じ。
被害に遭われた方には、一日も早く元気になって欲しいと思う。

通常、ワシは明け方に原稿を書く。
しかし、今朝はどうにもヤル気が起きなかった。
で、ウダウダしていたら昼過ぎになってしまった。
あちゃー、批評の原稿を書かなくちゃ。
で、今日は珍しく午後に原稿を仕上げる。
ヤ、ヤバイな…体内時計が完全に狂っとる !
まあ今さら言うまでもないことなのだが。(苦笑)

ところで、演歌歌手の氷川きよしが出演している「黒豆ココア」のCMが最近新しくなった。
そこで使われているのがベートーヴェンの《交響曲第6番》。
そう「田園」と呼ばれる曲の第1楽章のテーマである。
そのテーマをCMでは替え歌にして合唱団が歌っているのだ。
「くろまーめーココーアは…♪」云々続く。

考えてみれば、そんなのは目新しくも何でもない。
少し前のCMでいえば、クリスタルという会社が《運命》の第1楽章をやってたもんね。
「クリスタール、クリスタール♪」って。
もうね、バカの一つ覚えのように「クリスタル」を連呼してやんの。
もうちょっとなんか工夫しろよって思ったけどな。

それに対し、昨年密かなブームを呼んだ「朝ごはん」は気が利いてたね。
これは上海太郎舞踏公司とかいう大阪の演劇集団による録音。
紹介しているサイトは次の通り。

http://www.universal-music.co.jp/classics/special/asagohan/uccs5001.html

これは単に笑えるばかりでなく、テーマやフレーズに応じて歌詞を変化させているのがスゴイ。
ま、一般受けはするのだが、悲しいことにクソ真面目な音楽学者連中には理解されていない。
なんでだろうねえ、面白いのになあ。
こういうウィットに富んだものが理解できないようじゃ、頭が固いと言われても仕方がないよな。

もっとも、音楽を替え歌にするというのは今に始まったことじゃない。
音大の管楽器の連中や、オケのメンバーの間では無数の替え歌がずっと「伝えられて」きたわけだし。
たとえば、チャイコフスキーの《悲愴交響曲》の冒頭なんて「かなしーね、くるしーよ♪」とかさ。

ピアノ曲にだって笑えるネタはいくつもある。
たとえば、ショパンの《軍隊ポロネーズ》の冒頭なんて、そのひとつ。
1989年にポーランドの共産主義政権が崩壊する際に注目を浴びるようになったワレサ連帯議長。
とかく音大生なんて世事に疎いから、《軍隊ポロネーズ》を替え歌にしちゃう。すると…
「ワーレサ、って誰だよ、ワーレサ♪」

こんな話をし始めたら本当にキリがないから、このへんで(笑)
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