ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

ダムかね?ザワザワ(謎)…金沢ダム

2022-06-30 06:52:25 | 秋田(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は秋田県横手市金沢館石(かねざわ たていし)にある雄物川(おものがわ)水系の金沢ダムを訪れます。アクセスは国道13号と並行して走る「みずほの里ロード」から「カントリーパーク/金沢ダム」の道路表示のある交差点を入って行くと到着します。

見えてきました。あれですね。



右岸のダム横に到着しました。まず目を引くのは「秋田県営かんはい(?)事業 金沢ダム 竣工記念碑」と刻まれた石碑。ダム便覧では「金沢溜池」と表記していますが、現地の表記を優先して以下「金沢ダム」と書くことにします。



記念碑の裏側には築造の詳細な沿革などが記されています。それによると、昭和48年(1973年)に起工式が行なわれ、昭和55年(1980年)に竣工式が催されたとあります。その前文として、次のような文言が記されています。

「人と水
  その歴史は古く、きびしく、また尊いものがある。それだけに水わけは、いつも治外法権であった。戦いあり、和解あり、百姓の生きるためのきびしさと美しさ、そして醜さも、それが ”水” である。今、われわれは、この ”水” のもっている美しさと尊さを求め、明日への希いをこめて、この沢に水豊かな人造湖をつくりあげた」

なんだか味のある文章ですね。



記念碑の横には「定礎」と刻まれた小さな石。昭和49年(1974年)8月とあります。



その近くには水利使用標識?の角柱ヴァージョン。このパターンは秋田県のダムでよく見られますね。





竣工記念碑の横にある取水設備付近から見たダムの様子。



右岸、ダム横から貯水側を見ると、こんな感じ。



そして、これがダム上。歩いてみましょう。



ダム上、中央から見た貯水側の様子。空気が澄んでいて、とても美しいです。



一方、下流側は、こんな感じです。



洪水吐は左岸側にあります。越流式ですね。増水すると、水はここから溢れ出て、



この水路を通って、あちらへ流れてゆきます。



対岸(左岸)に来ました。振り返ると、こんな感じ。写真の白いガードレールの下が洪水吐の水路です。



左岸、貯水側から見たダムの様子。



もうちょっと奥から撮ると、こんな感じ。洪水吐の存在感がわかります。



上にも書きましたが、道路表示も竣工記念碑も「金沢ダム」なのに、なぜダム便覧では「金沢溜池」なんでしょうねえ。不思議だなぁ。ちなみにグーグル先生の地図及び国土地理院の地図では「金沢ダム」と表記されています。

記事のタイトルはダム便覧の中の人の心のありようを表現してみました(笑)特に意味はありません。単なるダジャレ。
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