ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

そこはビロード(謎)…小羽広(農地防災)ダム

2022-06-12 06:56:08 | 秋田(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は秋田県由利本荘市岩野目沢道ノ下(いわのめざわ みちのした)にある子吉川(こよしがわ)水系の小羽広(こはびろ)ダムを訪れます。ダム名はそのすぐ上流側の地名で、それに由来すると思われます。アクセスは県道29号沿いにある「小羽広ダム」の看板のあるところから入ってすぐのところが目的地です。

まずは左岸側から見た「ご尊顔」をご覧ください。



順を追って見ていきましょう。県道29号から入ってくると、最初に見えるのがこの建物。「小羽広ダム局舎」です。プレートには「昭和63年(1988年)3月竣工」とありますが、これは局舎の竣工なのでしょうか。それとも…。





局舎の近くには角柱に貼り付けられた水利使用標識があります。全ての面をフルに活用していますね。「占用目的」が農地防災のための洪水調節とあるので名称こそ「小羽広ダム」ですが、実際には農地防災ダムなんですね。





ふと、県道側に目をやると木の根元に「小羽広ダム概要」と刻まれた石碑が!うっかり見落とすところでした。で、それを見ると小羽広ダムの型式はコンクリート・フィル複合ダムらしい。そして築造は昭和45年(1970年)4月に着工し、昭和48年(1973年)10月竣功と記されています。はは〜ん、ということは上に見た局舎のプレートに記載されている竣工年は局舎の竣工年だったわけですね。納得。



では、ダムを見ていきましょう。左岸の上流側からダムを見ると、こんな感じです。



もうちょっと上流側から眺めてみます。



これがダム上。こうして見るとフィルダムのように見えますが、中央部分がコンクリートで出来ているので複合ダムなんですね。とりあえず進んでみましょう。



ダム上、中央から貯水側の真下を見ると、こんな感じ。訪れた時は貯水量が少なかったせいか本来見えないはずの水底の様子を見ることができました。



芋川の上流側の景色です。



一方、下流側のダム下は、こんな感じです。



そして、下流側の遠景。



対岸(右岸)に来ました。振り返ると、こんな景色。



右岸の下流側から見た「ご尊顔」。これもなかなか良いアングルです。



ダム築造の概要を示す石碑はあるものの、築造の経緯が書かれていないのがちょっと残念。ないものねだりかな?
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