ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

ある意味で「同志」を発見!

2017-01-16 05:15:50 | 脳みその日常
相変わらず、深夜には小遣いを稼ぐため嬢を家まで送る仕事をしています。昨年10月からはとある店の「専属ドライバー」に任命され(?)、冗談抜きで東奔西走する日々。この店はなぜか知りませんが、まあ遠方に住む嬢ばかり雇う傾向がある。

そのため毎晩の走行距離は平均して100km。走る時には170kmに及ぶこともあります。ガソリン代はもちろん自己負担。だから走れば走るほどお金にならない。よくそんな仕事をすると思うでしょうが、これはクルマの運転が好きだからできること。良い気分転換にもなるから続けていられるんです。

この仕事をする目的はもう一つ。夜の業界で働く嬢たちを観察するためです。観察すると言っても実際にジロジロ見るわけではありません。中には泥酔している嬢もいますが、大半の嬢とは普通の会話ができます。その会話から彼女らが何を考え、どのような視点で客と接しているのかがわかるのです。

まあどんな業界にも裏と表があります。裏の事情を知ったら客としてこの店になんて絶対に行く気になれません。もっとも、接待であってもくだらなすぎて行きませんけどね。


ある嬢を先日送りました。話の流れから「私、ライターになりたいんです」という話題に。

「へぇ〜、ワシの昼間の仕事もそうだよ」
「え、そうなんですか」
「うん。まあ小説家とかではないけどね」

その嬢、突如スイッチが入ったかのように食いついてきました。

「私、この経験を生かして小説が書きたいんです!」
「おお、いいんじゃないの?客の生態も観察できるし…」
「そうなんですよね。リアルなノンフィクションが書けそうだし」

ほとんどの嬢は単にお金を稼ぐためだけに働いていますが、中にはこうした「こころざし」を持った嬢もいることがわかり、1つの発見でした。これはワシの人間観察の「成果」でもあるんですが。

この嬢との会話で何か「同志」と出会った気分。ジャンルこそ違いますが、この嬢には是非とも頑張って書いて欲しい。そんな気持ちになりました。

しっかし、さぶいなあ、今晩は。
コメント