2021/09/28 記
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友人から、偏屈な私を受け止めてくれていた○○君がコロナで逝去したという緊急連絡を受け、茫然としている。若い彼を連れ去るとは。
彼は古本リサイクルから始め、フードバンクと連絡を取りながら、他のリサイクル全国活動や、海外の孤児支援なども手がけるなど、コロナ下もがんばっていた。
突然のことに、数少ない社会活動の友をまたひとり失った。
樺美智子さんと同じゼミにいらした元高校教員の☆☆さんの名を、年賀状名簿から削ったのが今年の一月。手書きでもいいほどに、枚数が減った年賀状の枚数に、落ち込んだことを思い出した。
母の関係でコロナ死が3名。
私の関係で2名、生死の境を彷徨っている友が2名いる。大事な人々だ。
これをインフルエンザというか。怒りを覚える。
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昼間、母のリハの間に、茅ヶ崎のイトーヨーカ堂で買い物をして驚いた。クリスマスソングが流れているのだ。私は半袖、額に汗をかいていた。明後日から台風16号が秋を運んでくるのだろうが、クリスマスソングは、過去を見送るような妙な物悲しさを連れてくる。物語の終わりのような物悲しさだ。だから、こんなに早くクリスマスソングを聞きたくなかった。
その夜の訃報である。母に語る気にはなれなかった。
いくつになっても、女性は不思議な感覚を持っている。「何怒っているんだぃ。顔、こわいよ。」とぼそっと言ったのだった。「またフラれたよ」とお茶をにごしたが、ぞっとした。
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茅ヶ崎図書館が、私のリクエストに応えて買ってくれた。半年かかった。以下はヴィゴツキーのZPD(発達の再近接領域理論)をめぐる論争。発達論関係者の書。政治の書にあらず。
●「革命のヴィゴツキー」2020/08
フレド・ニューマン&ロイス・ホルツマン
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明日は、幸い母の東京の外来が休診なので、趣味仲間のお茶会に押し込み、○○君の団体事務所に行ってくる。
しかし、爺いが残って、若いのが逝くとは、ひどい。…合掌。
(校正1回目済み).