2021/09/02 記
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茅ヶ崎図書館に、ビッグイシュー最新号をとどけた。予約した「ケアとサポートの社会学」(2007 三井さよ著 ISBN:9784588672064)が来ていた。「往き還り繫ぐ 障害者運動 於&発 福島の50年」(2019 青木千帆子他著 ISBN:9784865001044)を予約。
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母はリハの測定日。PTさんがスポーツリハあがりのひとで、やたらに向上を求める。母の年だと現状維持ということも目標たりうるのだが。この方、オリパラの話題をしてくるから、Old は、やらないのかねときいたら、吹き出したという。失礼なと、母は文句を言っていた。納得。
市社協に立ち寄り、返して母を迎えに行った。路線バス停のベンチに座っていたが、バスが近づいても立ち上がらず無口になった。瞬間的なことだったが異常を感じ、バスを見送った。問いかけても、うなづくだけ。本人も納得していた。タクシーを呼んで帰宅した。いつもの「めまい」である。そういえば9月、シーズン到来なのである。11月になるまで要注意。
食事前だったが、ホットミルクを飲ませた。TVを観ていると、PTさんの話を始めて回復がわかった。
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「ケアとサポートの社会学」は、古い書だが、認知症高齢者ケア関係者の視点据え直しの価値は、風化していない。母を迎えに行く途中コピーしておいた原稿を読み上げ機にかけた。
ただ倉敷の資料関係は二重コピーが多く、誤読だらけ。苦労する。
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木下真さん 2021/09/01 FB をフォロー。税金泥棒論の勘違い指摘、切れ味よし。拍手。
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生活保護の受給者やホームレスをバッシングしたDaigo氏を擁護する発言を見かけた。「彼は多額の税金を納めているので、そこで十分社会貢献しているのであって、ろくに税金も納めてない人間からバッシングされる所以などない」というのである。
この種のレトリックを使う人を時々見かける。根底にあるのは「貧乏人が偉そうに吠えるな!」という優越感だろう。錯誤に陥っているのは、金持ちが税金を納めるのは国や社会への貢献だとしている点だ。所得税は経済活動によって得た収入に課せられる税金だ。これは社会貢献のために福祉団体に収める寄付金のようなものではない。本人が資産形成のために利用した社会のインフラやシステムや人材の使用料だと考えるべきなのだ。
経済活動をさかんに行う人は、高度なインフラやシステム、良質な人材を使うことになる。それらは民間の力だけではなく、税金によっても支えられている。典型的なのは高等教育機関だ。国立大学はもちろんのこと私立大学にだって多額の税金が使われている。それらの人材を好きに使えるのは富裕層の人たちだ。そして多くの収入を得ることになる。
ディズニーランドでたくさんのお金を使う人が、少ししかお金を使わない人を、ディズニーランドへの貢献度が足りないと言って、非難する権利などない。なぜなら、たくさん使う人はそれだけ多くのアトラクションに乗って楽しむのだから、それに見合った額を払うのは当然のことなのである。税金も同じことだ。問題は額の大きさではなく、経済活動に見合った額を支払っているかどうかなのである。
収入に見合った額を払っているのなら、どんなお金持ちとも対等であって、なんら引け目を感じることなどない。ちゃんと義務は果たしているのだ。
もし、働きたくても働けなかった、収入が得られなかったというのなら、そういう人が税金を納めないとしても、アトラクションに乗っていないのだから、当然である。再びアトラクションに乗ったときに払えばいいだけの話だ。
フリーライダーというのは、生活保護を受けている人やホームレスの人を指すのではなく、山ほど収入があるくせに税金をごまかしたり、ときには税金を懐に入れてしまうような人たちのことを指すのではないだろうか。
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(校正1回目済み)