湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

5/29 障害者支援のメモを作りつつ考えた

2014-05-30 06:03:35 | 地震津波災害ボランティア

2014/05/29 記
--------------
障がい者向けのメモを書いていて、ふたつの件が気になった。
ひとつは被災地の高齢化によって顕在化した「認知症」との関係、もうひとつが「遅発性PTSD」のケアと精神障がいとのつながりの件だった。そして東北の集団主義(地域の絆という相互監視)による障がい者隠しの影響下、地域活動としての障がい者保護活動の内輪化があり、NHKも取材事例が少ない。バリバラなどの元気のよい番組を通じて、困難の話が出てくるが、実際上の問題として、陸前高田のJDF岩手の小山貴さんたちと市の行政との間で行われた「障害者の行政参加」の事例以外、手元に見当たらない。

被災地の障がい者の困難の件で、比較的早くから現状把握を行いない支援者にガイドラインを示したのが、全国自閉症協会だった。また「あと少しの支援があれば」の著書の中で、中村雅彦さんが2012年という早い時期に、震災体験談を通じて、障がいを横断する支援を話題にしていた。私が一昨年、震災直後に陸前高田の大洋会の青松館作業所を訪れたとき、伺ったのだが、障がい者さんのご家族が亡くなった方がいらしたことが気になっている。つまり障害と困難ということだけではなく、被災と生活崩壊があって、障害を取り巻く環境改善を抱え込む事例もあった。それを取り込んだとき心身の状態型からだけでメモを書くのでは不十分だろう。

また視覚障がいの方の扱いでは、外出サービスの人材不足から、室内軟禁状態という話が登場する。しかしそれは外出時も道路環境の激変の話を取り上げていない。

NHKバリバラでは、議論の中で身体障がい1級の型の1ヶ月分のサービス利用時間が、東北の被災地周辺の障がい者1年分より多いという、施設入所以外は、停滞の状況がある。

だから、常時医療サポートが必要な方、避難所を使わず半壊の我が家で生活を続けている方の家族ぐるみ支援というむしろ、環境に手を打つ方向で支援を考えて行く。

整理を続ける。

「『わーく』OnklinePicUp No.43」製作開始。

夜間傾聴>なし

(校正1回目済み)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする