2010/12/20 記
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慈恵医大の診断をどう受け止めたらいいのだろうか。結局右目は実質放棄ということなのか。それとも両眼失明を避けられそうな話を喜ぶべきなのだろうか。ひとつ言えることは、網膜色素変性症の治療法は確立していないこと、これは確実だ。レスキュラ点眼薬とビタミンAの服用という経験的な療法は、明確な治療効果のデータがない。血流が増し、眼圧が下がるということは言えるが、それが症状改善に結びつくかということでは、どうやらやや改善するらしいということだった。ならば、左目が治療できるとなぜ言えるのか。
医師は左目の残存視細胞の数が多いと言っていた。右目は明るさや色、ピントのすべてが失われるわけではなく、何かの能力が残るだろうとも。
この結果は希望でもあり、不安でもある。実際、今、自分の両目は直射日光を見るとハレーションを起こして、視野がまったく確認できなくなる。右目は、「E」の字の雲の様な陰の隙間からものの形がちらちらと見える程度の状態になっている。左目のちらつきの進行はここ1年、進んできている。これが抑止できるのか、そのことの不安が残る。右目はまもなく明るさと、すりガラスを通した程度のものの色と形の雲の中の世界に包まれる。
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鶴嶺高校の生徒さんたちの感想が返ってきているので、今夜の湘南あすなろ会の定例会に資料提供する。販売者**さんが就職したため、茅ヶ崎販売は終わる。しかし、日常生活支援まで活動は成長していないので、この生徒さんたちの声にどのような接点を持っていったらいいのか、この辺を今夜話し合う。
私にとって、ホームレス支援の一番重点化したい部分は、地域の生活・就労支援ネット作りに関係付けられた地域交流と就労支援ということになる。私たちの就労支援は仕事斡旋は違法なので仕事作りや仕事情報提供になる。
そのためにも、もっと個々人の路上で出会うホームレスの方々と接点を広げていかなくてはと思い、メモ書きを入れて手渡す、名刺のような連絡メモを作ることにした。これを常時携帯して、話しかけていく。そのメモデザイン案を3例作った。ここの連絡先は「電話番号・e-mail」のふたつ。緊急連絡先は私の個人携帯を公開することにした。24h連絡が入ることになる。日常活動を支えるところまで活動が成長していないので、地元活動へ「仲介」とした。医療や行政とつなぐ部分で、やれることはやっていく。ビッグイシューという活動の軸がなくなった今、活動の柱は2本だ。
ひとつは、地域・市民活動との交流と広報活動。(交流鍋など)
もうひとつは、パトロール参加や、孤立HLの方への声かけ活動。
この2点。後者は緊急出動が出来るように来月自転車を買う。片目なので危ないが、動きが取れなくては活動にならない。
私は新参者の位置を逆に使って、始まっている若手HLとの接点を重点化したいと考えている。ニートとの微妙な接点である。
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夜間傾聴:中央林間君(仮名)
橋本2君(仮名)
(校正1回目済み)
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慈恵医大の診断をどう受け止めたらいいのだろうか。結局右目は実質放棄ということなのか。それとも両眼失明を避けられそうな話を喜ぶべきなのだろうか。ひとつ言えることは、網膜色素変性症の治療法は確立していないこと、これは確実だ。レスキュラ点眼薬とビタミンAの服用という経験的な療法は、明確な治療効果のデータがない。血流が増し、眼圧が下がるということは言えるが、それが症状改善に結びつくかということでは、どうやらやや改善するらしいということだった。ならば、左目が治療できるとなぜ言えるのか。
医師は左目の残存視細胞の数が多いと言っていた。右目は明るさや色、ピントのすべてが失われるわけではなく、何かの能力が残るだろうとも。
この結果は希望でもあり、不安でもある。実際、今、自分の両目は直射日光を見るとハレーションを起こして、視野がまったく確認できなくなる。右目は、「E」の字の雲の様な陰の隙間からものの形がちらちらと見える程度の状態になっている。左目のちらつきの進行はここ1年、進んできている。これが抑止できるのか、そのことの不安が残る。右目はまもなく明るさと、すりガラスを通した程度のものの色と形の雲の中の世界に包まれる。
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鶴嶺高校の生徒さんたちの感想が返ってきているので、今夜の湘南あすなろ会の定例会に資料提供する。販売者**さんが就職したため、茅ヶ崎販売は終わる。しかし、日常生活支援まで活動は成長していないので、この生徒さんたちの声にどのような接点を持っていったらいいのか、この辺を今夜話し合う。
私にとって、ホームレス支援の一番重点化したい部分は、地域の生活・就労支援ネット作りに関係付けられた地域交流と就労支援ということになる。私たちの就労支援は仕事斡旋は違法なので仕事作りや仕事情報提供になる。
そのためにも、もっと個々人の路上で出会うホームレスの方々と接点を広げていかなくてはと思い、メモ書きを入れて手渡す、名刺のような連絡メモを作ることにした。これを常時携帯して、話しかけていく。そのメモデザイン案を3例作った。ここの連絡先は「電話番号・e-mail」のふたつ。緊急連絡先は私の個人携帯を公開することにした。24h連絡が入ることになる。日常活動を支えるところまで活動が成長していないので、地元活動へ「仲介」とした。医療や行政とつなぐ部分で、やれることはやっていく。ビッグイシューという活動の軸がなくなった今、活動の柱は2本だ。
ひとつは、地域・市民活動との交流と広報活動。(交流鍋など)
もうひとつは、パトロール参加や、孤立HLの方への声かけ活動。
この2点。後者は緊急出動が出来るように来月自転車を買う。片目なので危ないが、動きが取れなくては活動にならない。
私は新参者の位置を逆に使って、始まっている若手HLとの接点を重点化したいと考えている。ニートとの微妙な接点である。
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夜間傾聴:中央林間君(仮名)
橋本2君(仮名)
(校正1回目済み)