湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

12/4 スランプの一日

2010-12-06 18:22:12 | 引きこもり
2010/12/04 記
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右目のかすみが取れない。ドライアイ点眼薬でしのぐが、強烈な忘れ物の失敗が続き、少々音をあげている。携帯でメールチェックしたあと、折りたたみ傘をたたみなおしてバッグの底にいれたら、小脇に置いた携帯が無い。散々探したら、同系色のストーブの上に載っていた。ピントがあわないので眼鏡を架けかえた。宅配便の受け取りにサインを要求されたが字が見えない。はっずしたら2つの眼鏡とも行方不明になった。片方は玄関の棚の上に置いた花瓶のかげ、もうひとつは茶の間のテーブルの上だが、母が左端から右端に動かした。それが見えない。

いかに視覚に頼ってきたかを身にしみて感じている。脳のCTは9月に撮っている。認知症の走りだと母に冗談を言ったが、昨日は本当に忘れに振り回され通しだった。同系色の重なりや、暗部は見えないし間違いが多い。救いはかすみが出た日は間違え、治まっている日は、夕方の2時間ほどを除いて問題を起こしていないことだ。夕方は血の気が引いたように眠気に襲われる。暖かいものを飲んで血行をよくするように努めるが、糖尿病のインシュリン分泌を間接的に促す薬を飲み始めてから頻繁に現れるようになった症状だった。

利き手、右手の置き忘ればかりだ。

そうも言っていられない。行きがけにJR相模原の塾により冬期講習の割り振りの希望表を出してきた。今年、大晦日はぎりぎりまで寿町に行く。母を置いて年越しとはいけないから、日が変わる前には家に戻るが、格差社会のこと、ソーシャル・ファームの芽を現場から考えていきたい。

叔父の方もこもったまま年を越すらしい。高齢者施設のことは認識が少し変わったようだが、正直言って生き方が違うので交流する気になれない。父のことはどうしたものかと、今回家族ばらばらの年の瀬を迎えている。

かすんだ右目のまま、橋本3君と会う。「うちは仏教徒なのでクリスマスはやらないんだ、せんせ」と言われて、ため息がでた。人生後半になってくると、同じ話を何度も聞いている。「お前寒いよ」という。乗りの悪さに時間が来たので指導も終わりになったが、レジに出てレシートを忘れていることに気がついた。レシートを出して各自支払いを済ませたが、小銭入れが無い。ウェイターさんが席に荷物があったと、小銭入れの入ったバッグを持ってきてくれた。レシートを持ってくるかわりにバッグを置いてきていたのだった。どうにかしている。「認知症じゃない?」と彼に言われて、「今頃気づいたか!」と居直ったが、背筋が寒くなった。スランプである。最近不規則だが週に2回ほど右の目のかすみがひどいときがある。忘れ物や蹴つまづきが起きるので、対策を練っている。

橋本から京王線を使って都心に出た。家業の件で始末をつけてきたのだが、スーツ姿ではないと違和感。正式のビジネスとして訪問したわけではないから問題ないが、学校教員ならジャージ姿で片付けるような話。

丸善で、北海道の中学生になった娘さん宛てのクリスマスプレゼントを探す。画家の家系と医療関係者なので、絵本なども結構本物のよさが分かる。私の好きなガブリエル・バンサンの「アンジュール」のクロッキーが通じた。中学生になれば、逆にジュッタ・バウワーや古典はと探したが絞りきれなかった。

母の好きなマイセンのカツサンドを土産に買って帰ったが、私はキャベツの塩味あんかけにクラコットである。力もつかないよなと思いつつ、年の瀬は強制的な幕引きだからなと、わけのわからない言葉つぶやきつつ、つり革に下がって帰宅した。

今日はスランプなのである。


夜間傾聴:橋本3君(仮名・逆にカウンセリングされたような)


(校正1回目済み)
コメント
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