日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

雨 水

2021年02月18日 | 自然 季節

 今日は二十四節気の雨水。雨水がぬるみ草木が芽ぐむころの意(明鏡国語辞典)。雨水の肌に与える冷たさが和らぎ、草木が芽ぐみ始める時分の意(新明解国語辞典)。子どものころ雨水は「大気が暖かくなり雪が解けて水に変わるころ」という、そんな記憶が残っている。「陽気地上に発し雪氷とけて雨水となれば也」、これは江戸時代に発行された暦便覧に載っているという。

 どれも暖かくなる、しのぎやすくなるという共通点がある。寒い季節の別れのけじめだろうか、昨日は強い風が吹き、雪もちらつく厳しい一日だった。各地でも大荒れ、東北地方では地震被害と重なり苦労されている様子が報道された。瀬戸内の荒れ方など口にしてはいけない気がする。

 今朝はふわふわした雪が積もりこの冬2度目の雪景色を見せてくれた。庭に置いたメジロ用のミカンにもわずかな雪が積もり趣を添えてくれた。昨夜はどこで過ごしたのか2羽のメジロがやって来た。雪の上から新しく置き換えておいたミカンをついばみ始める。あの体の大きさでよく入ることよ、そう思わせる食欲に見入る。

 啓蟄までが雨水の期間になる。この季節は各地で梅の見ごろとなり梅まつりが行われるが、各地でコロナ感染予防ということで中止されるところが多いという。先ほど新しい東京五輪・パラリンピック大会組織委員長に橋本聖子氏が就任された。オリパラの中止や延期の声が8割近くある。季節も組織トップも変わる、安心・安全な開催のための具体的姿を早く示してほしい。
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メジロ来ました

2021年02月17日 | 自然 季節

 ダム湖の近く住む知人がメールの書き出しに「ものすごい風が吹いています。飛ばされそうです」と記述してよこした。ちょっとした用事があり錦帯橋近くまで出かけた。錦川沿いの道は押しもどされるほど強い風で歩きにくい。小雪は真横に吹き流されていく。市内北部に住む知人のFBには見事な雪景色がアップされていた。

 今朝の4時、風雪注意報に続いて大雪注意報が出た。その時、スマホで雪雲の状態を確認した。なんと我が住む上空にもしっかり雲がかかり、注意報を裏付けている。雪の朝を迎えるのかと楽しみに新聞を取りに出た。雲は低く風は冷たいが雪の兆しはなし、いいような悪いような恨めしいような気持ちでカメラを収めた。

 そんな雪がチラチラしたりやんだりする寒い日。半分に切った柑橘を昨日から庭の石に置いて、例年のようにメジロを待ったが、昨日は姿を見せなかった。これまでは置くとまもなくやって来てついばんでくれたのだったが、忘れられたのか、ほかにいい餌があるのかそんなことを思いながら待つことにした。
 
 昼前に2羽で来た。ドアのガラス越しについばむ様子を見るだけなのに、何か責任を果たしたようでほっとする。警戒からか長居はしないで繰り返しやって来る様子はこれまでと同じ。ヒヨがやってこないのでしっかりついばめるようだ。野生のメジロの一生は3から5年と聞いた。引っ越してきてからになるので、来てくれたメジロはひい孫くらいにはなっているかも。夕方、雪が降り始めて再びやって来た。
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親の背中

2021年02月16日 | 生活・ニュース

 笑えるようなそうでないような親子の会話。長男にあることで言い聞かせる時に「お父さんはお前より長く生きていろいろ経験している」と語ると「そんなことはない、僕が生まれたからお父さんになったのだから親子の期間は同じだ」。この噺を読んで「親の意見となすびの花は千にひとつも仇はない」あるいは「冷や酒と親の意見は後できく」を教えてやりたくなった。

 一方で「親の心子知らず」という。子が勝手にふるまうと親は愚痴るが「子の心親知らず」といっそうむくれる。やがて成長すると「子を持って知る親の恩」となってくる。しかし、「親の因果が子に報う」というのは親の悪行の報いが子に及び罪のない子が苦しむこともある。親は心して生き「親の因果が子に報う」ことの無いように生きねばならい。

 一方、才能や実力がなくても、親の威光や名声によって、子が世間からさまざまな恩恵を受けることを「親のひかりは七光り」とか「親の七光り」という。それは本人の実力によるものではないことを意味している。なので、そこには公正や公平は存在しない。七光が途絶えたら、その先は言わぬが花だろう。

 追越禁止区間でバスの後ろを走る。ラジオは衆院予算委員会の中継。総務省官僚のトップが、同省の利害関係者として疑義がある人との会食について質している。官僚らは口を濁しているが、関係者とは首相の子息と分かっている。中継を聞きながら、バスに貼られた広告、これは親である市営のまずさの果て民営に変わって苦労している姿の一つ、親の因果を背負って走っているのだとわかる。後をついていく間に乗降客無く4カ所かのバス停を通過、経営は苦しそうだ。
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不気味な雲

2021年02月15日 | 自然 季節

 先週の土曜日が終わるころ福島県沖で発生したM7.3の地震は東北地方で震度6以上を観測した。多くの負傷者と家屋の損害が発生した。亡くなられた方のないことに不幸中の幸いとほっとしている。この地震は10年前の東日本大震災の余震と発表された。まだ続くのか、と思っていたらこの余震は今後10年くらいは続くと発表された。

 地下構造の不可思議とそのエネルギーの大きさに今さらながら驚く。その東北地方、今日は大荒れの一日と報道された。雨で冠水した道路を車がしぶきをあげて走る各地の映像が流れていた。地震で屋根瓦が破損したが、雨までにブルーシートで補修できほっとしたという高齢男性の笑い顔が印象的だった。北日本は今夜も荒れる予報が出ている。

 福島沖の地震の深度は55㌔なので津波なし。これが10年前と同じ24㌔の深度なら大きな津波が発生したと専門家は解説する。出された緊急地震速報に注文、その一つに遅いがある。しかし、部屋の揺れ方や倒れる家具、散乱する本など動画に撮られている。しっかり余裕はあるように見える。そんな映像を見ながら、我が家が遭遇した時の対策の参考にしようとちゃっかり見ている。  

 今日は朝から忙しく動きまわっていた。そんなことで北日本の気象変は知らなかった。関連はないだろうが、信号待ちで何とも言えない雲の様子をフロント越しに写した。頭上は今にも大粒の雨が降りそう、その向こうの空は白い雲は見えるが明るく青い空、車の後方は青い空。雨には合わなかったが東北の映像を観ながら思う、黒い不気味な雲はどこに消えたの、と。
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久しぶりの農園

2021年02月14日 | 生活・ニュース

 最低気温は7.1℃(AM6時過ぎ アメダス)。昨日に比べると2度くらい高い、これなら大丈夫と張り切って家を出た。目的地は仲間と楽しむ十数㌔離れた盆地にある農園。コロナ感染警戒や雨での作業中止、それに私事などで参加は4カ月ぶりになる。作業開始のころには10度くらいの温かさで気持ち良い。

 大根や里芋、ネギなどを収穫する。今日のメインの仕事は来月のいろいろな植え付けに備えての畑つくり。久しぶりに聞く耕運機の音が春よ来い、早く来いと奏でながら、それを使える仲間の操作に合わせて走る。見ていると車の運転の方がたやすく思える。その昔、我が家の菜園で4つ鍬を振り上げては耕したことを懐かしく思い出す。作業中はマスク着用。

 ひと仕事終えるとひと休み。といいながら早めの昼食をとりながらの歓談時間になる。昼食は手作りの差しれで、これも農作業の楽しみになっている。今日の話題は昨夜遅くの地震、続いて発生したばかりの振り込め詐欺へと続く。トッピクは農園そばの国道を通り過ぎた10台ほどの高級自動二輪車の一団から。先頭の車種はエンジンは2千㏄クラス、値段は1千万円近い、そう解説するのは外国製の自動二輪車で参加している人、ただただ驚くばかり。次回は準備しく詳しく聞いて見よう。

 散歩で通りすがりの菜園も耕作が見送られ荒れた畑が増えている。荒らしたくて荒らすわけではないだろうが、手が入らぬとあっという間に自然に戻ってしまう。仲間との農園作業、参加はするが農作業らしい物まねしか出来ず雑草抜き、土いじりしながら農作業と農家の厳しさを思う。
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ワクチン頼み

2021年02月13日 | 社会 政治

 厚労大臣が「新型コロナウイルス感染症と闘う上で大きな役割を果たす」と述べるワクチンがベルギーから昨日の午前、羽田空港に到着した。当初の予定より2日早く到着したのは「接種開始へ早く形をつけてくれ」という総理の意向を受けてという。内閣支持率の下落が続く内閣にとってワクチンはまさに命綱だろう。

 しかし、到着したワクチンは特例承認すると決まっているが、正式承認は明日14日で到着時点では未承認ワクチンだ。承認ありきの措置ということは素人でもわかる。このワクチンについて、国民に分かりやすく説明すると国は説明しているが、その説明はまだ届いていないまま17日ら接種が始まる。大丈夫だろうか。

 市内の接種開始時期は準備出来次第ということで未定だが次の順で接種になる。1番は医療従事者、2番目は高齢者で1957(昭和32)年4月1日以前に生まれた人、3番目が高齢者以外で基礎疾患を有する人や高齢者施設等で従事している人、最後の4番目はそれ以外の人、と市のHP 載っている。

 コロナワクチンに関する解説記事で「政権延命 ワクチン頼み」とある。与党幹部は「秋までの衆院選を考えると、首相が求心力を取り戻す唯一のシナリオ」、それはワクチン普及で感染を下火にし、国民に安心感を持ってもらい景気回復や五輪成功につなげるという。そのために突貫工事のような接種計画になるのだろう。感染防止は国民のためというより議員自らの選挙に関連している。これでいいのだろうか。
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姿煮を送った上司

2021年02月12日 | 回想

 散策しながらたまに通るかっての商店街、今は開いている店はない。そんな通りで薄くなって消えかかっている「鮎姿煮」の文字に気づいた。何か懐かしい気がし撮りながら、ここの姿煮を土産にして喜んでくれた人のことを思い出した。この店は今は新店舗で料理屋として営業されている。

 その人は私より年下だが、転勤で上司として着任した江戸っ子だった。いつの間にか、仕事もプライベートも妙に気が合う関係になっていた。何故そうなったか思い出せないが、いつの間にかそうなっていた。たまたま私がテーブルマスターのような存在だったこともあり何かにつけて私を立ててくれた。部下の操縦術かもしれないが、上司としてしっかりした信念を持っていた。

 その上司は更に上へのステップとして再び東京へ転勤することになった。送別会はその人お気に入りの郷土色を感じるある料亭で開いた。そんな岩国が気にいった人への土産は何がいいか思案した。ネットで検索など夢にも出てこない時代、かといってこれとこれというものも知らず、考えるといっても自分の行動範囲でしか情報はない。

 思いついたのは、錦帯橋の架かる錦川は鮎の獲れる清流と知られている。そこの鮎を扱う老舗の料理屋兼魚屋で作られる「鮎の姿煮」だた。楕円の缶に入れられた数匹の鮎は、醤油と飴で骨までじっくり柔らかく煮込んであり味のしみ込んだ鮎は、子ども安心して口にできる。酒の肴、食事にもよく合う。気に入っていただけたのか所望もあり追送したことを思いながら懐かしい字体を眺めた。
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刺繍画展

2021年02月11日 | 生活・ニュース

 円形や長方形の台に布を張って色糸を使ってなにかの模様などを作ることを刺繍と思っていた。近くの展示場で「刺繍画展」が開かれていることを知り出かけた。というのは「刺繍画」とはどんな作品なのだろうという興味からだった。出かけ前に刺繍とは何か辞書で確認してみた。「刺は針で縫うこと、繍は衣に文様を施すこと。布地に色糸で絵画や文様を縫い表すこと」とある。

 作者は市内の高齢者施設で暮らされている89歳の女性、45歳から作り続けた18点を展示。報道では卒寿を祝って作者の弟妹が企画したという。展示場に入ってすぐの真っ赤に染まる富士山、写真かと思い近寄ると、隙間なく色違いの糸で縫われている。クジャクの羽もボタンの花びらも、風景も色糸の綾でしかない。

 竹林のトラは目を怒らせ牙を見せるトラの全身画。背景の孟宗竹を思わせる竹は一本一本が実物にたがわない表現で簡略したところがない。葉もひと葉ごと縫われている。そんな一部、顔は写真の通りで、白く光る剛毛そうな口周りの表現には思わず触ってみたくなった。全身の一本一本の体毛が実写以上にリアルに見えるのは錯覚ではない。

 刺繍だが陰影もはっきり見分けがつき、作品から離れて観ると絵画か写真のように感じる。しかし、色糸が織りなす立体感と温かみを感じさせところが異なる。刺繍やパッチワークの作品は拝見しているが、展示の刺繍画作品はいづれも大判で、これまでにない創作展を見させてもらった。卒寿だそうだが創作を続けられ次回を期待しながら展示会場を後にした。
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黙食にご協力を

2021年02月10日 | 社会 政治

 福岡市のカレー店が、店内では黙って食べる「黙食(もくしょく)」を呼びかけたところ、店主は言葉狩りにあうかもしれないと心配した。ところが店主の心配は外れ「分かりやすい」と客からは好評、活用したいという店もある、そんな報道をアイディアだなと思いながら、素人作には思えない呼びかけのビラに、これなら受けると思った。

 1年前のコロナ発症の頃にはパチンコ店の営業を強く規制し、応じない店名は公表していた。次の感染拡大からは飲食店がそれに変わった。緊急事態宣言下では苦しい経営状況が何例も報道され助けたいがそこには行けない状況にある。今後は過料が課せられるより厳しい規制になる。そんなことから黙食が生まれた。

 月2回の陶芸教室、公共施設だけに食事時の会話は気を遣う。四方から利用すれば4人用のテーブルを1人で使用し、眼下の瀬戸内海を見おろしながら定食を食べる。この時はマスクを外すがほとんど無口、黙食になっている。窓辺以外の席は仲間の背中を見て黙食をする。飲食店では厳しいだろうが感染防止のためには黙食がいい。

 黙食の報道を見たとき昔々、子どもの頃の我が家の夕食を思い出した。3世代が一つの食卓を囲んで食べる。肘が当たりそうな間隔しかない。遊びや学校の話が出るとにぎやかになる。すると「黙って食べろ」と寡黙な祖父はたまに不機嫌な口調でたしなめていたのは70年も前のこと。祖父の好きだった静かな食事、黙食の2文字を見ているだろうか。
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どうなるんだろう

2021年02月09日 | 地域

 朝の早い時間、ちょっとした用件で訪ねた先で用件が終わってからの会話。話題がコロナに変わってから「昨日、久しぶりに錦帯橋そばを車で通ったが、駐車場は空っぽ、人通りもなく驚いた。コロナの影響だろうか」と驚いた様子を話される。数日前に私が歩いて感じた光景に同じようだ。錦帯橋周りの賑わいを知っている人は確かにびっくりする静けさだ。

 お昼過ぎ、錦帯橋そばにある銘菓製造店に買い物にいった。包装を終えた店主が「観光客が見えなくて売れ残ったのですが、食べてもらえますか」と注文とは別の菓子を数個添えてくれた。「賞味期限内ですから」とことわる苦笑の顔には少し寂しさを感じた。錦帯橋周囲には休業の店も出ている。

 その足で錦帯橋へ回ってみた。5分くらい佇んでいたが橋を渡る人は現れなかった。昼食の時間帯なのに川原の駐車場は今日も空っぽ、開いている土産物店に人影は見えない。先の日曜日は大勢の人と車でにぎわっていたそうだが、ウイークデーだからといってこんな状況を見たことはなく、やはりコロナの影響だろう。

 緊急事態宣言下の都市では新規感染者が下降傾向にある。いい状況になっているのだろうが、この1年の波の繰り返しを振り返るとここで緊張を緩めてはならない。しばらく静かだったが今日、市内の病院で発生したクラスターは市内居住者で5名、他市町3名の新たな感染者が出て合計11名になるという。「まずマスク罹らないうつさないそのために」を忘れてはいけない。
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