日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

川魚の群れ

2018年11月06日 | 自然 季節

 公園を1周しながら紅葉はあと1週間か10日先が見ごろだな、そんなことを思いながら帰路についた。錦帯橋の袂でチケットチェックをしている知人の女性が「何かいるみたいです」と橋の中ほどをさす。欄干に大勢の人が寄りかかりのぞき込むように下を見ている。カメラを構えている人も多い。鉄砲隊の演舞が行われている下流側の人はまばら。

 急いで橋の中ほどに立つ。錦帯橋下の水中で大きな何かが動いている。円くなったり細長くなったり、四角形と思えがくねくねと蛇のように、陸上の猪のようにと、とどまることなく動く。見ると小さな魚が群れとなっていることが分った。数カ所で同じような群れが瞬時に方向転換し動いている。

 ふと、何十年も前になるが、大阪と大分の水族館で見た鰯の大群が水槽の中で統一された動く姿、その勢いに圧倒されたことを思い出した。最近は映像で見るが、撮影技術の進歩とともに水槽でなく実際の水中映像でもありそのビジュアルさは群れの中で同一行動しているように感じる。

 川の水が流れる幅は100㍍ほど、橋上から見るには小魚を追う大きな魚影は見えない。群れを成している魚の名前は分からないが、川魚には違いなかろう。鮎が集い上る様子は幾度も見ているがそれとはまったく違う。珍しい川魚の生態にしばし見入った。思わぬ光景にインパウンドだけでなく日本の人らも喜んでいた。観光客誘致のヒントにならないだろうか。
コメント
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