日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

2018年11月21日 | 陶芸

 秋、といえば食欲の秋、読書の秋、創作の秋、秋が迷惑がるのではと思うほど人々は利用する。それだけ秋はいい季節ということだろう。そんな秋も深まって冬の兆しが見え始めると、紅葉は褪せて落ち、その葉が積もる道を歩むと秋惜しむ感じになるになる。「逝く秋の寂寥感は言葉では言い尽くせない」という晩秋への気持ちを表した文を読んだ。いつかこんな表現をしてみたい。

 陶芸教室は海抜500㍍、瀬戸内海を見下ろす絶景の地にあり、快晴の日には遠く四国の石鎚山も望める。周囲は木々の葉がそれぞれの秋色にかわり創作の秋を盛り上げる。盛り上げながら窓越しに会員の創作の様子をのぞき込む。

 課題は皿。500㌘の粘土を相手に始める。基本通り、粘土に含まれている気泡除きから始める。気泡が残ると細かい割れなどが発生し、せっかくの作品も評価が落ちる。細長い棒状の箇所に気泡が残っていて割れて用をなさなくなった経験がある。たかが気泡、されど気泡である。

 指導員は「午前中に完成させよう」と創作台を回る。1時間半かけて何とか「まあまあ」という形に仕上がった。何に使うか、食器のつもりだが家内はどう使うか、完成してからでないとわからない。素焼き、釉薬、本焼きと完成は来月になる。今年の創作の秋は終わる。
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