所属する陶芸クラブの不定期開催の「しろうと展」が始まった。会員がこの1年余の間に創作した陶芸作品と、陶芸以外の趣味などで創作した作品を合わせて展示している。写真、手芸、竹細工、今回は漢詩が初出品されるなど内容豊富、見ごたえあるとしておこう。会期は12月9日15時まで、場所は岩徳線西岩国駅ふれあい交流館(3日休館)で9時から17時まで。入場は無料。
会場を右廻りでじっくり見た後で「しろうと展じゃない上手いもんじゃ」と嬉しい評価をしてくれたのは観賞を終えた知人。いろいろ話す中で「仲間には菜園を楽しむ人は居ないのか」という。ある旨答えると、菜園作物も展示したら面白いかもしれない、と思いもしない提案に苦笑しながら、この時期なら良く育った大根や白菜の展示も面白いかも、次回のアイディアとなるかどうか。
素人と書いて「しろうと」と読む。ある事に経験のない人やそのことを職業としない人、専門家ではないということ。陶芸クラブは発足から10年以上、仕事にしてはいないが、そろそろ別の呼び方はないかと思案する。写真にあっては半世紀を超える人、セミプロ級の会員もいる。展示会の時は、陶芸教室のある銭壺山を拝借し「銭壺アート幸齢会」はどうだろう。高齢者の多い会だがこれを「幸齢」とおきかえてみた。
月2回の陶芸教室、会員は大方が年金受給者だが創作意欲は高い。子や孫のような年代の指導員と和気あいあいと昼食をはさんで数時間を過ごす。若い指導員の進歩に負けまいと粘土に集中しているが、教え合うことも貴重な経験と工夫したことなどをオープンにしている。海抜500㍍がそうした気持ちにさせるのかもしれない。
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