8時20分に車庫を出る。家の前の四辻から表通りにでる15㍍ほどの離合できない狭い道で車が向かい合っている。どちらかが譲ればいいのに、我を張りあっていることがたまにある。ということで表通りと並行する通りを直進していた。幹線道への出口で警察官が停まれの合図。「通行証をお持ちでしょうか」と聞かれ、意味が解らず聞くと「この道は7時30分から8時30分までは歩行者専用」という説明を受けた。
四辻の状況を説明し、「いつもは表通りを走るが仕方なくこの道に入った。歩行者専用ということは知らなかった」と説明した。この通りは昭和40年代中ごろまでは市内でも指折りの商店街で賑わっていた。今はシャッター通りで昼間の人通りはほとんどない。だが、朝のこの時間は小学生の通学路かと思い当たる。注意してくださいということでおとがめなしだった。それは8時25分だった。
この道を車で通ることは年のうちあるかないかの状態。ただ歩いては数えきれないほど通る。しかし、20年以上も、歩行者専用の標識には気づかなかった。通行禁止違反をすれば、75歳以上の免許所持者は一定の違反行為の一つに当たるため臨時適性検査をなどが科せられる、先日の免許更新時に教わった。
後日、歩行者専用はどの位置からか標識を確認した。目につきにくいと思ってもそれは通用しない。標識には「規制、指示、主な補助、主な案内、警戒」の5区分で119種類、表示は「規制・指示」で39種類、免許更新の時の資料にある。全部はマスターできないが、標識・表示を見落とさない運転を心掛けねばと改めて肝に銘じる。