日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

昔はねえ

2018年11月23日 | 地域

 今日23日は「岩国ゑびす祭」。ゑびす祭は全国各地で行われる祭りという。ここ岩国では11月23日がその祭礼の日になっている。ゑびす様はどんな神かといえば、七福神の一柱。狩衣装で右手に釣り竿を持ち、左脇に鯛を抱えるぽってりした姿といえば思い出せる。神無月に出雲へ赴かない「留守神」という。祭りは1年の無事を感謝し、五穀豊穣、大魚、商売繁盛を祈願する祭。 

 散歩を兼ねて今年もお参りする。昔風に言えば道幅3間余り、長さはおよそ280間の商店街両側に切れ目なく屋台が並び、親は子供がはぐれないように人並に押されながら屋台を覗いていた。そんなことを思いながら御幣の張られた通りを行く。今年も賑わっているのは個人出店のまわりだけ。お接待の温かい生姜湯が渇いたのどを潤す。

 参拝を終えた5歳年上の親しい人に出会う。その人は生まれてからの住人で地域のことに詳しく世話もされる。「寂しゅうなった」と人通りのまばらな通りを眺めながら昔の賑わいを回顧する。この通りも新築されると、通りに面して駐車場、その一歩奥に家屋が建ち、通りの藩政時代から歴史町名が似合わなくなっていくのは時勢で止められず、通りから昔は薄れていく。

 おみくじは久しぶり大吉。「冬の枯れ木に春が来て花さき黒雲晴れて月てり輝く如く次第に運開け幸福加わり家業繁盛」としながら、油断するなと諭しこの時期にふさわしい。13項目の運勢は大吉そのまま、だが富くじの景品には大吉のご利益は届かなかった。これで今年の参拝は終わり次は初詣、今年も残りひと月余、良い年で終わらせたい。
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