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少額だが還付あり

2014年01月27日 | 生活・ニュース


 学校の社会科で習った「権利と義務」、権利を主張するからには義務も果たす、これがルールだと教えられた。そんな義務の一つに税金を納める、納税の義務がある。毎年、この時期になると納税のための確定申告を促すお知らせが始まる。よくしたもので、それに見合うように確定申告に必要な受領書などが届く。

 今年の申告手引きの冒頭に「平成25年から平成49年までの各年分について、復興特別所得税を所得税と併せて申告・納付することとされています」と、優しそうだが避けることはできませんと、増税が掲げられている。税額は基準所得税額の2.1%、が東日本大震災の復興に充てられる。私はこれから25年間に渡って払い続けられるだろうか。企業に課せられるそれは前倒しで廃止となるのは記憶に新しい。

 18歳から納めはじめた税金、特に所得税はどの位納めたのだろうか。定年後の収入は年金だけなので、収入に大きな差は生じない。そこで税額に変動を与えるのは医療費、夫婦ともに高齢者扱いになると有難いことに支払医療費は下がる。下がる分だけ、所得から差し引かれる医療費控除も下がる。控除が減れば税額は上がる。

 そんな小さなことを思いながら確定申告書を作成、提出した。「この社会あなたの税が生きている」と手引きに載っている。毎年、税金の使い道が生かされていない事例が会計検査院から指摘される。無駄の指摘に強制力をもって対処することはできないそうだ。ならば、指摘された側は謙虚に是正し、再びやり損じのないよう税金を使ってほしい。申告書提出者も少なく、窓口の応対は感じよかった。
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