日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

温い

2014年01月31日 | ウオーキング 散歩


 ウオーキングで出会うその人は「犬の散歩」ですと歩くことの説明をする。そして「連れて歩くのか連れられれ歩くのかよう分りませんが」と笑う。いつからその犬を飼われているのかわからないが、双方が思い合うような歩くその姿は、連れて連れられての両方に見える。

 その人が「今日は温うありますのう」と、この地方の言葉で話される。犬も着せられていた装いを脱がされ身軽な感じになっている。空には日差しを遮る雲はなく、風は吹かずのどかで春昼を思わせる。気持ちよさそうな蝋梅が塀の上から犬を見下ろしている。

 駐車場のわずかな窪みに昨日の雨が溜まっている。そこで数羽の鳩、野鳥なのかそれとも屋根付きで飼われる鳩か見分けはつかないが、その溜まった水を飲むしぐさを代わる代わるしている。溜まり水を飲まなくてもと思うが、飲むのは今でしょう、といわぬばかり、夢中になっている。温かくて乾いたのど潤しているのだろう。

 いつもより薄着で出かけた。それでも歩き終えるころには温かくて少し汗ばむ。1月も今日まで、立春はそこまで近づいている。午年に見合って駆け抜けたようなひと月だった。万能細胞はストレスを与えたことによって作製された。寒を言い訳に閉じこもっていた体中の細胞に刺激を与える準備をしなければ。 
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