朝から「猛暑、猛暑」とTV登場の人らは口をそろえる。気象情報がそれを追っかけるように最高気温が35度超えの猛暑地点は全国で何か所と科学的裏付けを与える。一方で国は「黒い雨判決」については新しい科学的証拠はないと、被爆者には猛暑の追い打ちをかけている。
盆のこの日、杖をつき涼しそうな帽子を冠った高齢の女性、墓に参られる様子だった。その方を追い越すとき「お暑うご座います」と声を掛けた。しっかりした元気な声で「夏じゃけえあたりまえいね」と返され、いらぬ声掛けをしたかなと思いながら先に進んだ。すれ違いの挨拶のつもりだったが、まだ猛暑の日差しにはなっていなかった。
気温35度超えは珍しくない、連日40度に迫る気温が各地で観測されている。「夏じゃけえあたりまえ」といえばそれまでだが、夏にしても最近の気温の高さは異常気象のせいではなかろうか。熱中症予防について報道されるが、熱中症患者の救急搬送の状況、梅雨明け前の数倍の発生件数という数には驚く。
夏日は25度超え、真夏日は30度超え、猛暑日は35度超え、熱帯夜は最低気温が25度以上、これが気温で表す暑さの区分。40度超えは超猛暑日、こんな新領域も考慮しないと暑さを言い表せなくなっている。暑さの気象的説明はいろんな映像で学ばせてくれるが、これを気象的に撤退させる方策はないのだろうか。予報士の皆さんに期待する。
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