日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

宅急便で

2020年02月20日 | 生活・ニュース

 青森産のリンゴが届いているので最寄りの国鉄の駅まで、親の引くリヤカーの後ろについて受け取りいった記憶がある。縄で縛った木の箱は少しこわれかけ、リンゴを保護するもみ殻が漏れ出していた。北海道に住む叔母が手配したリンゴだった。今になって、なぜ配達されなかったのか、分かる由もないが話に聞いている「駅留め」になっていたのだろう。

 便利な世に代わりドアツードアで届くのが当たり前の時代になった。それも複数の業者が競いあい、利用者にとってはありがたいことになる。そんな競争から業界全体に長時間労働を始めとする諸問題が発生、改善を迫られている。健全な競争下で事業継続を図ってもらわないと、利用者が困る。

 沢山いただいた野菜に多少の品を加えて孫に送った。空の段ボール箱に詰め、ガムテープで縛れば荷物になる。もみ殻も縄も使うことはない。そして歩いて1分の「宅急便」取扱店に持ち込めば料金の値引きもある。明日の昼には関西に住む孫の家に届く。孫の好きな菓子と私の投稿の載った新聞も入れておいた。

 高校の3年間、夏と冬の休みに郵便局でアルバイトをした。中元と歳暮の品を自転車の荷台に取り付けた箱に入れ配る。現在のような宅配様式はなく郵便の独占だった。届いた家はどこも機嫌よく声を掛けてもらった。宅配業者と競う郵便、内情は大変そうだ。たまに届く小包や宅配を受け取るとき昔を思いだしてひとこと声を掛けている。
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