2016年08月14日 中国新聞「広場」掲載
リオデジャネイロ五輪で日本選手のメダルラッシュが起きている。中でも興味が湧いたのは、日本の五輪カヌー史上初めて表彰台に上がった羽根田卓也選手だ。
羽根田選手は北京五輪では予選敗退、ロンドンでは7位、そして今回、男子カナディアンシングルで銅メダルを手にした。3位決定の瞬間か印象深い。
羽根田選手は、カヌーの上で感無量の涙を、はばかることなく拭い始める。他の競技のように、祝福に駆け寄る人はいない。
すると幾艘ものカヌーが静かに近づき、羽根田選手を笑顔で祝福した。
これまで、五輪で多くの場面を見てきたが、今回の外国人選手たちの祝福の場面には胸が詰まり、これぞ 五輪と感じた。
カヌーの本場スロバキアに単身で渡って苦節10年、世界中の多くの選手と交流を重ね競い合ってきた。
そこで培ったパドルさばきが初のメダルをもたらした。今後の日本カヌー界の流れをつくってほしい。
リオデジャネイロ五輪で日本選手のメダルラッシュが起きている。中でも興味が湧いたのは、日本の五輪カヌー史上初めて表彰台に上がった羽根田卓也選手だ。
羽根田選手は北京五輪では予選敗退、ロンドンでは7位、そして今回、男子カナディアンシングルで銅メダルを手にした。3位決定の瞬間か印象深い。
羽根田選手は、カヌーの上で感無量の涙を、はばかることなく拭い始める。他の競技のように、祝福に駆け寄る人はいない。
すると幾艘ものカヌーが静かに近づき、羽根田選手を笑顔で祝福した。
これまで、五輪で多くの場面を見てきたが、今回の外国人選手たちの祝福の場面には胸が詰まり、これぞ 五輪と感じた。
カヌーの本場スロバキアに単身で渡って苦節10年、世界中の多くの選手と交流を重ね競い合ってきた。
そこで培ったパドルさばきが初のメダルをもたらした。今後の日本カヌー界の流れをつくってほしい。