日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

どくだみの薬効

2012年06月02日 | 生活・ニュース
           

 道端に緑濃い葉に支えられた清楚な白い花、ドクダミが咲き始めるとうっとうしい梅雨入りになる。日陰で湿気の多い場所に多く咲く。家の花畑に植える人はいないだろう。あの独特の葉の臭い、悪臭として嫌われる。しかし、薬味をたっぷり蓄えたそれは今も重宝されいる。

 これを乾燥させ煎じて飲む商品がスーパーではお茶などと同じ棚に並んでいる。祖母は家庭薬として保存するため水洗いしたそれを軒下で陰干しするのを子どものころには見ていた。からからに乾くとあの臭みは消滅している。夏場には煎じて冷たくしたものを水代わりに飲んだ。腫れ物のに貼っていた。祖母が亡くなってからはその家庭薬は途切れてしまった。

 「どくだみ」は毒を矯る・止めるの意味という(広辞苑)。「どくだみ」と入力して変換すると「蕺」と現れる。それをプレビューで見ると何故か「傷s」に文字化けする。何度繰り返しても同じだった。文字自体に毒があり本来の意味の「毒を止める」働きをしているのかも、などと空想を広げながら、公開したら正常な表記になっていた。

 「おいでませやまぐち」と入力し変換したら前半が「老いで増せ」となった。国勢調査で高齢化率の高さ全国4位(前回は5位)の本県の将来を占ったかのような表現。驚いて誰に教わったか聞き返してみたが、PCは答えはなかった。この夏、県民は炭酸飲料の代わりに揃ってドクダミを煎じて飲む、特に若い層に期待。そしてその薬効で県勢を盛り返す、そんなことは夢だろうか、と空想する。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする