日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

虫が付く

2012年06月19日 | 生活・ニュース
           

 さわやかな緑の香味野菜、梅雨から夏過ぎまでの食欲減退を救う薬味として重宝される大葉、その大葉をプランターで栽培中。苗は昨年付いた実が庭に落ち、律儀にも今年になって芽を出した。草と間違て抜かないように気をつけ、少し大きくなって植え替えた。
 
 毎日、土の表面が乾けば散水する。聞き覚えの追い肥も適当に施す。心配の虫、同好会の女性メンバーが網目になった大葉を見て、主人に少し残しておいてと虫に訴えたエッセイを思い出し、日に何回かチェックしている。そんなことが効果あるのか、ぐんぐん育ち何度も食卓を飾ってくれた。

「虫が付く」というのは可愛い娘に好ましくない男ができること、を言い表す親の気持ち。例えプランターとはいえ栽培中の野菜が虫の餌になることは可愛い娘に対する親の気持ちと同じ。といって、直接口に入る葉へ殺虫剤の散布はできないので手で駆除するしか方法は無い。これは原始的だが確実な駆除になる。

 いちまい1枚、葉の裏表を丁寧な観察をする。育つと葉の数が増し2本のそれでも当初の時間にすれば何倍か掛かる。網目にしないための時間と割り切る。こんなチェックに虫が恐れたか、そんな自負心を見抜いたのか、朝は異常なかったのに夕方「もぶれついている」虫を見つけた。てんとう虫に似た大きさは1ミリあまり、その下に白い卵状の粒が何十個とある。

 虫の名前も大葉を餌さとするかも分からないまま葉ごと葬った。小さな新葉には気の毒だった。大葉は「人差し指の腹と親指の爪で切り取るのがいい」というのは菜園の先輩。刃物を使うと茎を傷つけることがあるが、指なら安心という。飾りに飾った爪は農作業には適さないようだ。わが爪には何の気兼ねもいらない。
コメント (2)
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