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☆養老孟司と池田清彦の新書

2008年03月29日 19時02分34秒 | 文学
養老孟司と池田清彦の対談「ほんとうの環境問題」(新潮社)に多少興味を持ったが買うほどではないので、この二人の著者の本を図書館で借りる。
バカの壁 (新潮新書)環境問題のウソ (ちくまプリマー新書)
養老孟司は「バカの壁」(新潮新書)を読んだ。知らない人の本を読むときはど真ん中の代表作を読むべきだと思っているので。
わりと難しい内容だと思ったけれど、なんでこの本があんなにたくさん売れたのかよくわからない。たぶんタイトルに惹かれたんだろう。
思いつくままに語った本だった。
養老孟司の本は、自分で買ってまで読もうとは思わないし、図書館で借りて読もうともあまり思わないが、どこかの待合室でたまたま読んだ雑誌に載っていたら読んでもいいかな。読んで嫌な気持ちになるような種類の本ではない。

池田清彦は「環境問題のウソ」(ちくまプリマー新書)を借りた。
この本は読めなかった。わりと本は読む方だが、あらゆる種類の本が読めるわけではない。
数字のたくさん書いてある本で、何かを証明しようとしている本はほんとうに読めない。車の走行距離とかパソコンの容量とか数字に関することにまったく興味がない。たぶん僕にはなにか欠陥があるのだ。それと証明なんかどうとでもできるのだろうと思っているので読めない。
たぶんきちんと読んだところで、「環境問題はウソなんだな」ということくらいしか僕にはわからないだろう。タイトルを読んだ以上のことは何もつかめない。
しかしまあ、環境問題はウソかもしれないな、くらいの気持ちは持っておいた方がよいように思う。
大学生になってひとり暮らしを始めたときに、みんながきちんとゴミを分別して捨てているかを厳しくチェックしていた近所のおばさんがいて、環境問題をあまりに真剣に考えすぎるとあのようになってしまうのだと思う。
正義のためには人を傷つけてもいい、という感覚にどうしても行ってしまう。

どちらも著者の本も僕にとっていま緊急に読まないといけないものではないかな。
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☆徒然ピークス

2008年03月29日 00時18分41秒 | 文学
朝日新聞の連載小説「徒然王子」(島田雅彦著)はいまだに毎朝読んでいる。
はっきり言うとつまらないのだけれど。(言っちゃった。言うとますますつまらなく感じそうであまり言いたくなかった。)
山林地主ムラカミの家のレイコって、村上春樹の「ノルウェイの森」のレイコさんなのかなあ。
ビールやオーディオ機器とかが出てきたように思うが、ムラカミ=村上春樹であるのかがまだはっきりしないんだなあ。
ギターを弾くとか、「そこはシワよ」と言うとか、もっと分かりやすい場面が出てくることを期待する。
くだらないと思い始めると読解力が一気に落ちて、たまに妻に確認するとまったく自分がこの小説を読めていないことが分かる。そして簡単なあらすじさえ誤解していることもあるのだが、いまは勝手にここは村上春樹批判につながるのだろうと期待して、それだけが楽しみで読んでいる。(わたしはもちろん村上春樹が好きなのですけれど、しかしそれとこれとは話が別です。党派性では読書は語れません。)
石原慎太郎を思わせる都知事が登場したり、モデル小説部分だけがこの小説の読みどころだ。

デヴィッド・リンチが監督したテレビドラマ「ツイン・ピークス」のパイロット版(つまり一番最初)を見た。
大学生のころに見たときに、最後の方でペンダントを埋めるシーンを見て「なんでペンダントを埋めているんだろう」と思ったことを今日強く思い出したのだが、そんなこともわからないようでは何も見れてないじゃんと情けなく思った。それでは最後まで見れるはずがない。
そのシーン以外で思い出したシーンは全くないのでまっさらな状態で見ていこうと思う。
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