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☆山田洋次監督「学校」感想

2008年03月02日 19時10分55秒 | 映画
学校山田洋次監督の「学校」を見た。
予想していたような映画だった。
おもしろかった。
太宰治のいうところの、おしるこ映画だった。
きちんと感情移入できて泣ける映画。
田中邦衛の嫌なところも描かれていて、そんなことあるだろうな、と思った。教育を受けず、苦労してきたひとの感じがよく出ていた。
教室がとても狭くて本当にあんなに狭い教室があるのかなということがとても気になった。生徒の机が二列しか並んでいない。
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☆不機嫌な老人 (メモ23)

2008年03月02日 00時59分46秒 | 文学
賢いお年寄りというものに最近興味があり、本屋で養老孟司の「養老訓」という本を立ち読みしていたら、養老孟司の講演を聞きに来て、不機嫌な顔してくすりとも笑わない前の方に座った老人のことが出ていた。
女の人はそんなことはないけれど、こういう男の老人はいる、というような話だった。なんとなくわかるような話だった。
養老孟司の本は買うほどではないので図書館で借りようかと調べてみたが予約がたくさんあって諦める。これまで養老孟司の本は読んだことはないのだが、いい本なのかもしれない。

今朝の新聞を読んでいて――そんなにきちんと読むわけじゃないので、見ていて、というのが正確な言い方かなあ――、読者の投稿欄に、最近の言葉遣いで「思います」というのが気に食わないということを老人が書いてるのをたまたま読んだ。
確かに、思います、思う、って僕も語尾に付けてしまうなと気にはなっていて、ここに書くときも相当書いてるだろうと”思う”のだけれど、でもこういうのは仕方ないんだなあ。
吉本ばななのデビュー作「キッチン」の書き出しに、「と思う」というのが使われていて、それを批評家に、「台所が好きだと思う、とは何事だ。台所が好きだ、と言え、自分のことだろ」と文句を言われたという話を聞いたことがあるけど、その話も思い出した。

今日のお話の結論は、気に入らないものは見るな、不機嫌な老人になりたくないなら、というものだと思います。
若者言葉が気になったり、講演会で人気者の落ち度を見つけてやろうという態度は、僕はとてもやってしまいそうなので気をつけようと思う。
しかしまずは新聞の読者投稿欄を見ることをやめよう。

プルースト「失われた時を求めて」5巻96ページまで。
・「ゲルマントの方」に入る。
・語り手一家は祖母の病気療養のためにゲルマント家の一画のアパルトマンに住む。しかしこの辺の状況が僕にはよく飲み込めていない。
・女中のフランソワーズはなんであんなにフランス語ができないのか。めちゃめちゃ馬鹿にされる。
・再びラ・ベルマの「フェードル」。
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