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☆「失われた時を求めて」メモ26

2008年03月09日 11時19分12秒 | 文学
プルースト「失われた時を求めて」5巻388ページまで。

・サン=ルーの恋人ラシェルに会う。
ラシェルというのは語り手が勝手に名付けた綽名だと思っていたら本当の名前だった。
ラシェルはまだ売れていない女優だがラ・ベルマ以上の才能を秘めていることが仄めかされる。
ラシェルのことを語り手は単なる淫売としか見ないが、サン=ルーにとっては素晴らしい女。若いころのスワンにとってのオデットのようなものかなあ。
いろいろな男に色目を使う。バルベックでの知り合いで、レストランで働くエメにも。
・サン=ルーがむかついてジャーナリストを殴る。そのあと歩いていてゲイに誘われて殴る。
・「ブルー・ストッキング」とは「文学かぶれ」のことらしい。
・ドレーフュス事件により、語り手の家族とヴィルパリジ夫人の仲が疎遠になっている。
政治的な意見の違いにより相手を憎むということがある。
・ヴィルパリジ夫人のサロンでブロックに会う。新進劇作家になっている。
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