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☆「失われた時を求めて」メモ24

2008年03月04日 00時18分51秒 | 文学
プルースト「失われた時を求めて」5巻160ページまで。

・二度目のラ・ベルマの「フェードル」は良かった。
一度目に見たときは、自分のこれまで知っているものに当てはめようとしたのだが、ラ・ベルマの芝居は既知のものに当てはまるものではないことを知る。(ベルクソンも同じような理屈を言っていた。)
「フェードル」だからいいわけではなく、新作の舞台でもラ・ベルマは良い。役と役者を分けることもできない。
というようなことを語る。
・観劇の時に、ゲルマント大公夫人とゲルマント公爵夫人を見かける。
ゲルマント公爵夫人に手を振られる語り手。
・ゲルマント公爵夫人を見かけることができるように語り手は彼女の通り道を張る。
・サン=ルーに会いに兵舎に行く。
音に関する考察をする。
音は何らかの物が鳴らして私たちの耳に入ってくると思っているが、本当は音の方が先に耳に入ってその原因を私たちが探すのだ、というような話だろうと思う。
このへんはあまりにも理屈を言いすぎという印象だ。
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