手塚治虫「火の鳥 未来編」。
火の鳥が地球の分身であることをすっかり忘れていた。そうか、確かにそんな話があった。
猿田博士がムーピーのタマミといっしょに逃げようと考えるあたりの話は、物語の全体を通してみればあってもなくてもよい話なのだけれど、こういうところに手塚治虫の作家性を感じる。ひっかかりを感じる。
男たちは結局ムーピー的な女を求めているのだなあ。(ムーピーというのは人間に幻想を見せることのできる生物のことです。未来編に登場する唯一の女性キャラクター。)
ナメクジの文明については強烈に印象に残ってた。忘れてなかった。おそらく「火の鳥」の全体を通しても、ナメクジが文明を作るというのは最も印象に残る設定だと思う。
死んだ猿田博士が宇宙に飛ばされて、火の鳥が彼の復活を宣言するためにわざわざ登場するが、未来編では復活しなかった。そもそも未来編と黎明編はどういう関係にあるのかがよく分からないのだけれど、猿田博士が地球の周りをぐるぐる回っているうちに人類が出来て猿田彦がハチに刺されて鼻が大きくなったということなのだろうか。だとしたら、猿田彦は猿田博士が復活したということになるのだろうか、ならないのだろうか。
そのようなどうでもいいことも考えながら引き続き読んでいきたい。
火の鳥が地球の分身であることをすっかり忘れていた。そうか、確かにそんな話があった。
猿田博士がムーピーのタマミといっしょに逃げようと考えるあたりの話は、物語の全体を通してみればあってもなくてもよい話なのだけれど、こういうところに手塚治虫の作家性を感じる。ひっかかりを感じる。
男たちは結局ムーピー的な女を求めているのだなあ。(ムーピーというのは人間に幻想を見せることのできる生物のことです。未来編に登場する唯一の女性キャラクター。)
ナメクジの文明については強烈に印象に残ってた。忘れてなかった。おそらく「火の鳥」の全体を通しても、ナメクジが文明を作るというのは最も印象に残る設定だと思う。
死んだ猿田博士が宇宙に飛ばされて、火の鳥が彼の復活を宣言するためにわざわざ登場するが、未来編では復活しなかった。そもそも未来編と黎明編はどういう関係にあるのかがよく分からないのだけれど、猿田博士が地球の周りをぐるぐる回っているうちに人類が出来て猿田彦がハチに刺されて鼻が大きくなったということなのだろうか。だとしたら、猿田彦は猿田博士が復活したということになるのだろうか、ならないのだろうか。
そのようなどうでもいいことも考えながら引き続き読んでいきたい。