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☆本の話をされるとそれだけで嬉しい

2009年02月06日 00時05分51秒 | 文学
ヨアヒム・ケーラーの「ニーチェ伝」はあまりに長すぎる。ずっとヴァーグナーの話。ヴァーグナーのことを全く知らないのでよくわからない。
早くフロイトが登場しないかと思って読んでいる。現在266ページ。

一方通勤時に読んでいるヘミングウェイの「移動祝祭日」(新潮文庫)はものすごくおもしろい。ヘミングウェイは素晴らしい。
なんとなく、開高健とともに忘れ去られてしまう作家のように思っていたが、そんなことはない。ほかの小説もまとめて読んでいこうかという気分になる。
ヘミングウェイがこんなに本好きだったとは思わなかった。
釣り好き、酒好き、猫好き、女好き、なだけかと思っていた。
パリ時代のヘミングウェイはものすごく貧乏していて、妻と生活をしている姿が微笑ましい。
ここまで読んだところでは、ガートルード・スタインが強烈だった。
こんな女、パリにいただろうな、という感じ。ヘミングウェイが彼女とにこやかに語り合いながら多少いらついているのがよくわかる。
本を読むことや仕事をすること(小説を書くこと)についてきちんと描かれていて読んでいて嬉しくなる。
単に僕が本好きだから、本の話をされると嬉しいというだけなのかもしれないが、やはり文章が上手なのだと思う。
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