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「人の逝き方を考える」~終末期医療と尊厳死~源河圭一郎著

2021年07月07日 | 「Weekly 読書感想」
                         
「さいたま赤十字病院」で治療中の私の母が人工呼吸器、点滴装置を外され、必死で喘ぐ姿を見て、私は慌てて担当医師や看護婦の部屋に駆け付けたのですが、休日のこの日は全て不在でした。母は平成9年、82歳で逝去しました。この日の医師の処方に激しい怒りを覚えたのですが、病院から運ばれる母の遺体に黙祷する担当医師の姿を覚えています。本書を読みながら、不必要な延命治療辞退の意思表示をしていたこの母の死は尊厳死だったのか?もう少しや安らかな母の逝去方法はなかったのか?とはいえ、睡眠薬や鎮痛剤措置の安楽死は日本では殺人罪になることを本書で知りました!
 本書で知ったもう一つの衝撃はかって日本NO1の長寿県だった沖縄は今や全国20位以下に落ちっていること。ところが60歳以上の長寿率はいまも日本一で、沖縄の平均寿命低下は若者の死亡率という。出生率や若年人口率の割合が高い沖縄県ながら自殺や喫煙、飲酒率も高いという。そういえば沖縄県の成人式での若者の飲酒狂乱は一頃評判?でした。本書ではそこまで触れていませんがこの若者の喫煙・飲酒の背景には“地産池消”の地元の製煙・酒造メーカーの存在があったのか?
 首里高・京大医学部卒、日本尊厳死協会評議員を務める著者の源河先生とは実は姪御さんの結婚披露パーティで臨席お会いしたことはあります。というのは沖縄県で高校教師を務められた著者の弟さんとは私が現役経営者の頃、県内高校生の職場実習研修生受け入り以来のお付き合いで、首里のヒルトンホテルで挙式されたお嬢さんの結婚式で何と主賓として祝辞挨拶を拝命した縁です。
       

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1 コメント

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こんにちは。 (源河光男)
2021-07-12 15:16:36
兄の本「人の逝き方を考える」を紹介して頂いて、ありがとうございます。娘(与那覇こずえ)の結婚式で主賓として祝辞挨拶をして頂いた頃が懐かしいです。長女は、今年4月から小学校1年生になりました。長男は今年4月に3歳になりました。
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