センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

五感の達人技!

2010-05-12 00:00:58 | 感覚、五感
今回紹介する五感の達人は、町工場の神様と呼ばれている人で、日本を代表する深絞りという金属加工の職人でもある。岡野工業社長「岡野雅行」、東京都墨田区の従業員約6人という小さな町工場が世界から注目されているのです。
彼の作り上げた代表作品は多くある。中でも有名なのが「リチウムイオン電池ケース」、「ジッポーのライターケース」、「痛くない注射針(ナノパス)」などが彼の手によって生み出されている。
ハイテクな時代になぜ、これらの製品がコンピュータやハイテクマシーンで出来ないのか不思議に思う人は多いと思うが、現在でも極薄金属、深絞り金属は人の手によってしか出来ないのである。研磨機や削り機を駆使して、人の感覚でしか完成しないのである。
つまり、微妙な加減や薄さ、カーブなど極限の世界はつまり、人の五感が重要であり、五感でしか理解出来ないのである。
現に、岡野社長は今でも形を作り上げるのに設計図を使用せず、全部勘と感覚で仕上げて行くのである。例えば痛くない注射針は、蚊が人を刺して血を吸うときに刺された痛みがないくらい細い、これらが極細の針の実現に困った担当者が岡野工業所を訪ね。社長に相談した、社長は躊躇なく、私しか出来ないでしょうと自信満々に答えたという。極細の注射針は薬の成分の大きさが通る限界の細さである。ただの針を作るだけでも難しいのに、ストローのように中を薬が通らなければ注射針の役割を担わないのである。
彼に掛かればこれぐらいのことは勘と感覚を頼り、経験からどのくらいの細さにすれば良いのかすぐに分かるのである。普通の職人なら設計図を作成し、細さの数値やどのくらいの長さ、大きさと数ミリ程度から0.1mm程度の制度で仕上げないと完成しないぐらい難しいことである。
ところが岡野社長はこの難しい課題も勘と感覚でクリアーしてしまうのは凄い職人としか言えないのである。
彼は、これらの技術習得には、手先が器用だけでなく、体験や経験から勘と感覚で理解している日本でも数少ない「五感の達人である」。彼は金属を研磨したり、深絞りするときに金属を削るタイミングや厚さなどを金属の削れる音や臭いで分かるというのである。また、どのくらいの厚さになったのか指先は覚えているというように0.1mm程度の厚さも理解出来るから先ほどのような世界初のものすごい製品が完成したのである。
だから、自動車の部品メーカーの社長や世界中から墨田区の町工場には見学や注文を発注する人が後とを絶たないのである。多くの町工場が不景気で注目が激変している中で、彼の工場だけは今年ところから来年の何月までも先の注文が舞い込んでいる状態である。
彼が技術に優れているだけでなく、五感の達人と共に哲学を持った社長でもある。以前に彼の技術をアメリカの大手企業が惚れ込み、自社の社員に指導して欲しいと依頼し、その依頼した金額(契約金)が数億円とも言われたものを断り、町工場に残り、こつこつと6名の社員と共に現在も殺到する注文を捌いているのである。私なら私のノウハウを求める企業から好条件や高額の依頼があれば心が傾くかも知れない。多分受けていたかも知れない。
ところが、岡野社長はお金でこれらの技術を惜しみなく指導しているのではないのである。人に喜ばれ、役立てばそれで良いという考えのなので、彼のような技術とノウハウがあればきっと大きな企業の社長も出来たと思うが、彼には拘りがあり、真に職人魂を持って「町工場に拘っている」のです。
彼が出版している本や講演会は何時も満杯でなかなか話しも聞けない状況である。この不景気に景気が良い会社もある。彼の会社こそ、私共の良い見本であり、参考になる。
私共五感教育研究所もノウハウで勝負している企業である。人の五感研究から五感ビジネス推進、五感オンデマンドの促進など、日本の企業や今後は海外の企業とのコラボレーション、タイアップにより、新製品開発、新商品、新企画などのアイデア、開発、研究などを提案して参ります。
私共も、人の五感研究の職人でありたいと願っている。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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男性はストレスに弱く、女性は不安、恐怖に弱い!

2010-05-11 00:00:52 | 感覚、五感
男女の脳の差異として、男性は理論や空間認知が得意で、女性は、コミュニケーション能力に優れ、言語能力にも長けている。
これらと逆に、男性はストレスに弱く、女性は不安、恐怖などに弱いと言われている。人がストレスを感じると視床下部の弓状核を始め、脳内各所でβエンドルフェン「脳内麻薬」の一種と呼ばれるホルモンが分泌され、心と身体の痛みなどを和らげて呉れるため、あまり問題ない。これは良いストレスと呼ばれている。逆に極度のストレスなどでは、心や身体に悪影響を及びす。ストレスホルモンの「コルチゾール」が副腎皮質から分泌される。ストレスホルモンの分泌が長期間続くと、免疫力が低下し、さらに細胞の死(アポトーシス)が様々な病気を引き起こすのである。
男性の場合は、社会に出ればすぐにストレスに遭遇し、ストレスと闘わなければ成らない。つまりストレスと上手く付き合わなければならないのだ。
また、女性はストレスは男性より上手く処理できるのだが、逆に不安や恐怖などには弱い傾向がある。例えば鬱病などの疾患する人は、40~60歳代の発症が多いのだが、最近は働き盛りの30歳代~40歳代の年代に急増している。
男性では15%に対して、女性は25%と高くなる傾向がある。
これらは不安な気持ちや落ち込みが長く続くと、不眠や食欲不振、頭痛など身体的な影響を訴える人も多い。
鬱病は、脳内ホルモンのセロトニンの分泌が低下することで、気分のコントロールの他、睡眠、食欲、ストレス状態の抑制などの作用を司る脳内物質であるが、セロトニンの減少することで、不眠、食欲不振、頭痛、無気力などの症状が現れやすいのです。
これらは「脳と心」の問題であるが、若い人たちもこれら脳と心の問題が生じている。ストレスは決して悪いものばからではない。
例えば自己のスキルアップに励む、目標を持って頑張る。夢に向かって頑張るなどのストレスは「良いストレス」である。
逆に人間関係に悩んだり、様々なストレスに不安、悩みなどを感じると、脳や身体も疲れ、徐々に蓄積し、イライラした症状などに繋がるのである。
これら女性の方々では、ショッキングな出来事や極度の不安から「パニック障害」、軽い場合でも過呼吸などの症状になるのです。
人は誰でも悩みや不安を抱えている。個人差も大きく、同じストレスのレベルでも軽い人と、重く受け止める人が居られます。特に、現在の若い人たちは人とのコミュニケーション不足から、人間関係に悩んだり、引きこもりなど、人との関わりを億劫がり、中には拒否してしまう。
これらが家庭内でも起こり、子供が親を殺害してしまうなどの事件も多発している。私はこれら「社会適応能力」と指摘しているが、社会の適応できず、人との関わりを苦手とし、否定してしまうと極度のストレスに感じてしまうのである。
精神免疫と私は呼んでいるが、ストレスに強い、ストレス、不安、恐怖にも打ち勝つ強い「意思、心、脳」の鍛錬が必要であると私は指摘し、提唱している。辛い体験、不安な体験、恐怖体験も乗り越え、強い心、精神を持つ必要性を私は提唱し、人の五感の重要性がここにあるのです。
私は現代人の「実体験不足」を危惧している。実体験こそ、ストレス、不安、恐怖などに打ち勝つ精神力に繋がるのです。
つまり、ストレスなどを上手く処理し、乗り越えるためにはつまり、トレーニングのようなものが必要なのです。これらのトレーニングこそ「精神力の向上」なのです。
私のようにストレスを楽しむ、不安や恐怖、悲しみなどを逆に足かがりにして精神力を高める。そして精神力が高まったら「快感」することである。人の脳は快感が重要なのです。ストレスや不安、恐怖は決して楽しいものでは有りません。
だから、快感出来ないので、脳内で脳内物質に様々な影響を与え、身体にも精神的にも影響を与えるのです。
これらから、ストレス、不安、恐怖、悲しみなどは人間である以上誰でもあるのだと思考し、何とかなると思い込み、楽観的に考えることが大切なのです。日本人はストレスに良い民族と言われ、科学的にも証明されております。これらは「S遺伝子」という、日本人の96%も人たちが持ち合わせている遺伝子があるのです。ですから、日本人はストレスに弱いのだと、自分だけが弱いのではないと安心することが重要である。落ち込まず強く悩まず何とかなるさと良い意味でいい加減も必要であることを私から提言致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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ノンアルコールビール開発物語!

2010-05-10 00:00:43 | 感覚、五感
最近、テレビCMでもノンアルコールビールが登場し、ヒットしているビールである。
このノンアルコールビールは以前には、酒造法というアルコール1%未満ならノンアルコールビールとして販売されていて、飲んだ事があるがビール擬きであり、美味しい物ではなかった。
今回キリンビールから販売されている「キリンフリー」は、ある若手の女性の何気ない発想から誕生したものである。
彼女が25歳の時、外資系から中途採用でキリンに入社し、飲み会で上司から君はどのようなビールを造りたいと聞かれると「社会に貢献できるビール」
と答えた。その言葉を当時の部長が「ノンアルコールビール」の開発、参加を命じたのである。当初は試行錯誤の繰り返しで、新商品開発部の苦労が続いたのである。
ビールは、ポップと麦芽に酵母を混ぜ、発光させることでアルコールになりもコクとビール独特の喉越しを生むのである。
ノンアルコールビールは、酵母を加えない工法から考え直さなくてはならなかった。ポップと麦芽だけではビール本来のコクと酸味、喉越しには繋がらず到底ビールとして販売できる品物ではない。
そこで、キリンのビール工場の担当者は、新技術を採用し、特許技術を3つの香り、コク、酸味、喉越しが完成したのである。キリンビールの説明によると、世界初のアルコール分0.00%のノンアルコールビールの誕生である。昨年の9月の新発売以降、ビール会社でヒット商品になったのである。
役員会議では何度か断られても諦めず、努力をし、熱い思いがこのビールを完成させたのである。
販売されたキリンフリーは、ドライブイン、ゴルフ場は勿論、医師からアルコールを禁止されていた人、妊婦さんたちなど、私のようにアルコールが全く飲めない人も、飲み会などの乾杯なども付き合えるのである。
彼女の熱い思いは、工場の担当者(新商品開発部)の職人魂までも動かし、従来のビールに近いノンアルコールビールが誕生し、各社次々とノンアルコールビールが誕生してきている。今後は、ノンアルコールビールが主流になるかも知れない。健康によいビールとして、キリンは第二弾のノンアルコールビールとして「休肝日」のキャッチフレーズで、しじみ900個分のオルニチンが含まれているノンアルコール「休む日のAlc0.00%」 という商品名で販売されている。今後は、ビールで健康維持が出来るかも知れない。
私は、これらの新開発には、飲酒運転での事故やメタボリックなどの健康面など考えられた背景から誕生した物である。
私は、これら社会貢献や「世のため、人の為になる」のコンセプトがヒット商品や販売促進に繋がると提唱している。
日本では未曾有の不景気から、個人消費が落ち込んでいると嘆いている企業は多いが、このように新アイデア、新発想、創造性を駆使した新開発、研究こそ、日本経済の救世主になると私は指摘している。
これらノンアルコールビールの新開発にも、実は人の嗅覚の刺激に関係している。喉越しやコクは実は多くは臭いが関わっている。
喉の奥にも「味蕾」という。味覚細胞が存在し、これら味蕾が喉越しとして感じ、ビール独特の細かな泡が弾けたときに口の中から鼻に抜ける臭いとしてビール独特のコク、酸味、キレ、喉越しとして味としてトータル的に感じるのである。これらをよく理解した新商品開発担当者によって従来のビールに近い味のノンアルコールが誕生したのである。是非、私も飲みたいと考えている。
これらも人の五感に関わる商品である。
私共は人の五感研究から、食べ物、飲料水、アルコール飲料も含め、人の味覚との関わり、味覚の重要性を提唱している。
日本では、小学生の半数以上に「味覚障害」が疑われており、薄味や味の違いを微妙な違いが判断できず、私は味覚が危ないと指摘し、味覚の警鐘を鳴らしながら提唱している。今後とも「食育と味覚」、「食と味覚」「飲料と味覚」の関わりについて、マスコミ等を通じ関わって参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


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お袋の味って!

2010-05-09 00:00:54 | 感覚
皆さんも幼い頃から食べて慣れている「お袋の味」があると思う。
私のお袋は美食家でもあったので、色々なお袋の味を覚えている。料理が上手く、そのお陰で五感も発達し、味覚も発達した。そして健康になったのだと感謝している。
では、なぜお袋の味が美味しく、時には懐かしく感じるのか、ここで面白い実験を紹介しよう!
5/8(土)日本テレビ「所さんの目がテン」で行われた実験である。実験内容は、被験者の一般男性に「肉じゃが」を食べて貰って、どれが一番美味しく感じるのか番号で答えて貰うものです。肉じゃがの素材は全く一緒である。
1番目は、一流料亭の料理人が作った肉じゃが、2番目は、A氏の母親、3番目は居酒屋の女将さん、4番目は、B氏の母親というように、二人の男性には母親が作ったことは内緒にしてある。
最初A氏は迷うことなく、2番と答え、見事に当てたのである。次にB氏は迷いながら2番と答え、外れたが、両者とも母親の味が分かる。似ているから迷ったのである。
B氏は、他人の母親を選んだがお袋の味に似ていると答えていることから、普段食べ慣れた味の記憶なのである。
つまり、お袋の味とは「普段食べ慣れた味なのである」、私たちの脳は、食べ慣れた味などを好み、記憶しているので、お袋の味と認識できるのです」。
本来ならば、一番美味しいのはどれですかと一般の人たちに答えて貰うと多くの人は1番と答えると思われる。やはり、一流の料亭の味は「プロの味」なのである。但し、プロの味とお袋の味では美味しさが違うと感じるのが「人の味覚の記憶である」。
また、人の味覚はその場の環境や感情によっても美味しい、不味いと認識する。これらは人の脳の脳内物質や脳波に関係している。これらの感覚を「複合感覚」と呼びます。
例えば、桜の花見をしながら食べるお弁当が美味しいのは、これら複合感覚で、この時の人の脳内では快感し、快感物質のドーパミンが分泌され、気分が高揚したときにβ(ベータ)波13~40Hz未満の精神活動している部位に現れます。これらの作用によって、景色の良い場所や風景を見ながら食べる料理が美味しく感じるのです。
ですから、私は人の味覚は「曖昧で敏感」であると提唱しているのです。
また、人の味覚の多くは実は嗅覚が深く関わっているのです。例えば、皆さんも経験あると思いますが、風邪などひいたときに、食事が美味しくなく感じるのは、体調の悪さもあり、食欲減退だけでなく、実は鼻の詰まった状態から嗅覚刺激がなくなるから食欲があっても美味しく感じないのです。
ですから、料理が普段から美味しいと感じられるのは、健康である証しなのです。
但し、現在のように子供たちや若者たちの多くが「お袋の味」が変化してきていると私は指摘しております。私の子ども頃は肉じゃがなどに代表される和食が中心でした。
最近は、カレー、ハンバーグなど中にはハンバーガーなどと答える子供たちも多いようです。時代と共にお袋の味は変わってきますが、私が危惧しているのは、現在の母親たちが忙しいのか、手作りで料理を作らず、簡単に食事を済ます食習慣を私は危惧しております。
これらは育ち盛りの子供たちの身体的な健康面は勿論ですが、五感の発達にも阻害される可能性が高いからです。味覚の未発達は嗅覚の刺激不足、よって五感が疎かにされ、刺激不足、及び脳刺激不足にも繋がる可能性があるのです。
ですから、なるべく、朝からしっかり母親が我が子に手作り料理を食べさせ、愛情を注げば、子どもはしっかり「お袋の味を記憶」をする。そして母親に思いやりと優しさを抱くようになるのです。
本日9日は「母の日」です。一家団らんで食事しながら母親に感謝の一言でも掛けてあげて下さい。「何時も有り難う」とそれだけで良いのです。
私は今回、特別ブログとして母の日に併せて書き下ろしました。
私からも天国に居る母に感謝申し上げます。
母親の偉大さ、親子の大切さ、親は居なくなってから親孝行しておけば良かったと後悔するのです。
本日、母の日は親孝行してあげる大切な日です。皆様も母親に感謝の言葉を掛けてあげて下さい。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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香りと記憶!

2010-05-07 00:00:12 | 感覚、五感
私の知人でもあり、尊敬している。嗅覚研究の日本での第一人者で、テレビなどに多数出演している。明海大学歯学部教授、外崎馨一博士が出版した。
「マンガでわかる香りとフェロモンの疑問50」サインエス・アイ新書、
価格952円、この本の中から「香りでいろいろな記憶がよみがえるのはなぜ?」を全文紹介致します。
※香りでいろいろな記憶がよみがえるのはなぜ?
「皮のにおいを嗅ぐと、初めて野球のグローブを買ってもらったことを思い出す」と語ったタレントさんがいました。彼が初めて父親に買ってもらったグローブ。
それほど裕福ではなかったときに、父親が子どものために無理して買ってくれた状況とずっとほしかったグローブを買ってもらった気持ちとが相乗して、強く脳に訴えかけたのです。
その当時ではこのうえなく感じられた幸せが、皮のにおいといっしょになって、記憶に定着しました。においと強い感情がセットに記憶されると、非常に詳細にその状況を覚えていることが多いようです。
これは誰でもが一度は体験しているのではないでしょうか?
では、においが記憶のインプットに役立つかというと、まだメカニズムが解明されていないので、はっきりと断言はできません。
記憶のおもなものには、エピソード記憶と意味記憶があります。
「小学四年の夏休みに北海道のおばあちゃんの家に行って、とうもろこしを食べたら、すごくおいしかった。それからとうもろこしが好きになった」というような個人的体験にもとづき記憶されるので、忘れにくいのがこの記憶です。また、意味記憶は、学習での暗記記憶です。
小学四年では、数学で分数を習いました。分数は分母と分子から成り立つなどを記憶したと思います。
このような記憶が意味記憶です。とても忘れやすい特徴です。
そこで無味乾燥に記憶するのでなく、物語性をつけて覚える暗記法が中学生になってからのエピソード記憶です。社会科の歴史で1192年鎌倉幕府設立を「いい国、(1192)つくろう鎌倉幕府」のように語呂合わせをした記憶がよみがえりませんか? また、「分数は、分母はお母さん、分子は子ども、だから母親の上に子どもがいるんだよ」というストーリーで覚えたという経験があると思います。
意味記憶をエピソード記憶に置き換える作業で、学校でも取り入れている記憶方法ですね。ではどうして味覚ではなく、触覚や視覚でもなく、嗅覚がこのように強い記憶の引き出し効果を起こすのでしょうか?
その理由の一つとして考えられるのが、嗅覚は五感の中でも原始的な感覚だからではないかという推理です。視覚、触覚、味覚、聴覚はすべてそれぞれの目や肌や舌や耳を通して得られた刺激や脳の視床に集められ、それぞれの脳の感覚野へと運ばれます。
しかし、嗅覚だけはこの視床を通らず、ほぼダイレクトに脳へ刺激が直送されます。
ボクシングでもグローブというクッションなしで、ゲンコツをもらったら痛いですよね。このように直に伝わった刺激が嗅覚と考えとき、脳の与える影響がほかの五感と比較するとはるかに強いと予測できます。
この記憶とにおいの仕組みが科学的に解明されていたら、商品化して起業チャンスでしょう。
年々国家資格の試験は難しくなる一方です。合格率の低い試験に受かるために受験生の暗記フレーバーや学習用アロマはニーズが高いものと考えられます。
しかし、まだ実現には商品化されていません。
ここで、男性の方には朗報かも知れない実験結果があります。ある番組で「娘の好きなにおいはお父さんのにおい?」という実験を試みました。
結果、10人中7人が色々な臭いがある中で自分の父親の体臭がしみついたシャツを「いい香り」と申告したものです。幼い頃からかわいがって育てて貰った親への愛着から慣れ親しんだ香りが好ましいという選択をさせたのでしょう。フェロモンの謎を解く鍵ももしかしてここに隠されているのかも知れません。

他にも、外崎先生の嗅覚研究から面白い話題、内容が満載です。興味のある方は是非、ご愛読頂ければ幸いです。
私共研究所では、外崎先生と共同研究などに関わって欲しいと願っている。今後、私共は日本で初めての本格的な「人の五感研究」に取り組み、世界に論文を発表し、評価を得たいと考えている。そして逆輸入の形で日本での評価を高めたいと考えている。
我が社は小規模な会社であり、少人数で五感研究に携わっているが、協力して頂ける企業、学者、研究員は一流の面々である。
また、世界に目を向け、世界を相手に人の五感研究を推進している。
「世のため、人のためを」コンセプトに使命感と哲学を持ち、五感研究のパイオニア企業としての誇り、役割の重さを実感しながら、外崎先生など共に人の五感研究に励んで参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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予知夢!

2010-05-06 00:00:27 | 感覚、五感
皆さんは予知夢など見たことがあるだろうか?
カール・グスタフ・ユング、スイスの精神科医、分析心理学の創造者でもあります。ユングは、UFOや心霊などオカルト現象にも興味を持ち論文も多数発表している。また、ユングは夢で見たことが現実になる「予知夢」の研究もしている。
ユングの研究していた予知夢とは、所謂、夢によって未来が無意識に感じられたり、夢を見ることで「虫の知らせ」を感じる。これらを予知夢とした。
これら予知夢には、共時性(シンクロニシティ)「偶然の一致」を持つ夢の事、共時性は、二つ以上の出来事を意識的に繋がりを持つことで偶然と感じる。これらを「意味ある偶然」と呼んでいます。
私も、3年前の5月にこの予知夢「意味ある偶然」の夢を見て、運命が変わったのである。
その日の早朝、髪の長い女性が病院の手すりに腰かけ、直後に後頭部から落下した夢である。その女性は立ち上がり、仕切りにこちらを見ながら謝っている姿の夢である。
早朝、目覚めた私は、後頭部のあたりの違和感と、左足首の踝(くるぶし)のあたりに痛みを感じ、その直後、天井がぐるぐる回るような目眩と、身体的なだるさを強烈に感じたのである。
その後、立ち上がる事が出来ず、吐き気のような気分になり、異常に気がついた家族は、脳卒中が起きたのではないかと家内が心配し、救急車を呼ぼうかと言い出すことになり、多分休めば治るはずと答え、断った。
頭も痛くなく、左足の踝は前日には強度もしていないし、運動もしていない。何とも不思議な痛みと目眩を感じ、治まったので何気なく、テレビを点けたら緊急ニュース速報で、ある女性有名歌手が病院の手すりから落下し、死亡するというニュース速報を聞き、私は背筋が寒くなり、突如震えたのを覚えている。
あまりのショックにその日は、会社を休んだほどである。
これらが予知夢であり、「虫の知らせだと直感したのである」。私は人生の中で初めての経験であり、何が起こったのか理解出来なかった。私も科学者の端くれから、霊感や霊能力などあまり信じていなかった。ところが、この強烈な体験は、一生忘れられない体験となり、その後の私の人生までも変えることになるとは思わなかった。
このように話すと、皆さんは信じない、あり得ないと否定する人は多いと思うが、これだけは言える。誰が何と言えども構わないし、体験した者でなければ理解出来ないし、分からないのである。
私はこの偶然の一致「虫の知らせ後」数ヶ月が経ち、突如、神戸のFMラジオ局から電話があり、取材と出演をして欲しいとの依頼である。私はそれまで十数年間こつこつと五感研究をしてきたが、初めての経験である。
また、年明けには、フジテレビ「めざましテレビ」から取材と出演をして欲しいと依頼があり、結局めざましテレビでは、二度の出演、数回の問い合わせがあります。その後は、TBSテレビ「ひるおび」、BSフジテレビ、コンタックSのCM監修、今年に入り、日本テレビ等の番組監修、出演も果たしている。
これら急にマスコミ等からの取材、出演は単なる五感ブームだけでなく、偶然でもないと思っている。
それは、3年前の5月の予知夢から始まり、偶然の一致から「意味ある一致」だったのである。つまり、彼女が私を導いてくれたのだと確信している。
この感覚は、予知夢を見た、体験した者しか理解出来ないかも知れない。
人の脳は神秘的で謎めいている。脳科学でも理解出来ないかも知れない。
私は彼女との絆のようなものを感じ、彼女の病気の撲滅のために、昨年の末に「子宮頸がんのワクチン認可」も日本で初めて認証されました。これら単なる偶然とは思えないのです。これら偶然があまりにも重なっているので不思議である。
今後とも、予知夢や脳の不思議について紹介して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦




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一家団らんの復活!

2010-05-05 00:00:31 | 感覚、五感
テレビを家族と一緒に見るという小中学生が増える傾向にあることが、13日、日本PTA全国協議会の2008年度の意識調査で分かった。
ジャンル別では子供から大人まで楽しめる、クイズ番組が人気で、リビングや台所で見ているという回答が目立った。「景気後退で早く帰宅し家族が一緒にいる機会が増えた可能性もある」と分析する専門家もいる。
調査は08年1月下旬に全国の小学5年、中学2年とその保護者9600人を対象に実施。メディアに関する意識や利用実施についして計約7500人から回答を得た。
誰とテレビを見ることが多いかという質問で「家族と一緒」を選んだのは、小5が54.9%で04年度の調査と比べ6.6%贈、中2は46.7%で10.7%増えた。見る場所も「リビング、台所」を挙げた小5が90.0%、中2は82.1%でいずれも同じ質問を始めた、06年度調査と比べて増加。
「子供部屋」で見る割合は、小5が5.4%で1.9ポイント減少、中2が14%で0.8ポイント減だった。
よく見るジャンルは、子供から大人まで楽しめるクイズ番組が大幅増。小5は68.9%で03年度調査比29.4ポイント増、中2は60.1%で34.2ポイント増加した。
テレビ視聴について、ルールを設ける家庭も増えており、視聴方法やマナーについて「ルールがある」と回答した小5の保護者は45.5%で増える傾向だ。
結果を分析した千葉大学の明石要一教授(教育社会学)はかつての一家団らんが復活する兆しがある。不況の要因の可能性があり、両親が早く帰宅して家族でテレビを見る姿が浮かぶなどと述べている。
一方、保護者が子供に見せたくないテレビ番組は「ロンドンハーツ」(テレビ朝日)が6年連続で1位。見せたい番組は3年連続で「世界一受けたい授業」(日本テレビ)がトップだった。5/14(木)日経新聞より引用。
私もテレビ番組の監修の仕事依頼が増えてきたこともあり、テレビ局の番組スタッフや制作会社のスタッフには、いつも親子で楽しめる、役立つ番組作りをして欲しいと提唱している。09年5/11(月)にも「Qさま」、テレビ朝日の人気クイズ番組から理科の授業コーナーで、人体で再生出来ない場所はという主題を監修致しました。答えは「脳細胞」でしたが簡単にクリアーされてしまいました。その後、09年5/27(水)にはフジテレビ「めざましテレビ」で梅干しと味覚についての取材と出演し、反響の大きさに驚いております。
09年10月にTBS「ひるおび、食べ放題」。
また、今年2010年3月30日(火)日本テレビ「大河バラエティ、超現代史」春の4時間スペシャル番組の中で「若者のお酒離れ、お酒と味覚」について取材を受け、
テレビ出演致しました。こちらも反響があり、大手ビール会社、お酒メーカーなどからの問い合わせもありした。
今後とも私は、ヒトの五感研究から、五感に関する疑問、話題についてテレビ番組の監修、CM等の監修を提唱して参ります。
ヒトの五感を楽しく科学バライティー番組に参加しながら、子供たち、親子にヒトの五感の重要性を提唱して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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A型肝炎に注意を!

2010-05-04 00:00:39 | 感覚
A型肝炎が増加、死亡例も 魚介類や水、注意呼び掛け
2010年4月30日 提供:共同通信社
A型肝炎の患者が3月以降増加し、既に昨年1年間の患者数を超えたことが、国立感染症研究所の集計で29日分かった。劇症化し死亡したケースもあった。
A型肝炎ウイルスに汚染された水や食材の摂取によって感染する。同研究所は「広い範囲で散発的な集団発生が起きている可能性がある。55歳未満はほとんどが抗体を持たず、高齢者は重症化しやすい」として、魚介類の十分な加熱など、注意を呼び掛けている。
同研究所によると、今年の患者の報告数は3月上旬から増加、4月4日までの1週間は18人と2007年以降では1週間当たり最多で、その後も多い状態が続く。4月18日までの合計(速報値)は121人で昨年の報告数(115人)を超えた。
11日までの5週間の81人をみると、患者の年齢は20~88歳、2例が劇症化し、うち1人が死亡した。福岡県、広島県などが多く、報告した医師が推定した原因食材は「カキ」が45%と最も多かった。
A型肝炎ウイルスは潜伏期間が2~7週間と長く感染源をたどるのは難しいため、ウイルスの遺伝子解析が重要。厚生労働省は都道府県に対し、患者が報告された場合は、便の検体を確保するよう要請した。
A型肝炎は発熱、倦怠(けんたい)感、嘔吐(おうと)、黄疸(おうだん)などの症状が出る。特効薬はなく対症療法だけで通常は1~2カ月で回復するが、まれに劇症化する。子どもは比較的症状は軽い。
衛生環境の未整備な発展途上国では感染しやすい。今年の報告のほとんどは国内での感染だという。
私は、最近の異常気象がこれらA型肝炎を引き起こしていると考えている。それは、魚介類、されも生食で感染する人が多いのである。水産の関係者に聞き取りしたら、海上の潮の流れなど変化し、海水温度も急激に下がったり、上がったりしているので、蠣貝などに病原菌が発生しやすく成っているのでは指摘しておりました。
ですから、なるべく、魚介類は火を通し、刺身や生食の場合は、まな板の雑菌処理してから調理したり、ワサビなどの薬味と一緒に食べて欲しいと思います。また、少し体調が悪い場合は、刺身や生食は避け、加熱してから食べるようにして下さい。ましてやお酒を飲んだからと消毒など出来ませんし、これら雑菌やウイルスは死滅しないことをご理解下さい。
私は、地元千葉で食の安全委員会のメンバーでもあり、千葉県内でも魚介類の生食に関して注意するように指摘し、警鐘を成らしている。この時期、旬の魚や貝類は美味しい。但し、新鮮度を見極め、五感で賞味期限、旬を感じて欲しいと願っている。
A型肝炎はどのようなものですかと、私に尋ねる人は多いほど、知られていない病気でもある。A型肝炎を詳しく説明します。
A型肝炎はA型肝炎ウイルスに汚染された水や野菜、魚介類などを生で食べることにより感染する。基本はヒトからヒトへの感染であり、食物を介さずに、糞便に汚染された器具、手指等を経て感染することもある。
感染力が強く集団発生することがある。また患者の発生報告には季節性があり、例年春先になると感染者数が増加するが、その理由は明らかではない。
日本では戦後生まれの世代(大凡60歳以下)ではA型肝炎に対する抗体(HA抗体)を持っていない者が多く、これらの人々がA型肝炎の流行地へ旅行することで感染するパターンが多い。
口から侵入したA型肝炎ウイルスは、消化管で吸収されて血流に乗り、肝臓へと到達する。肝臓でウイルスは増殖し胆汁中や血液中に放出される。ウイルスを含んだ胆汁は十二指腸へ排出されるが一部は腸管で再吸収され、残りは便中に排泄される。
潜伏期間は平均1ヶ月程度であり、やがて増殖したウイルスに対する免疫が働き始めHA抗体が作られるようになると免疫機構により肝細胞が攻撃され、A型肝炎の症状が出現する。肝炎の発症以前でも、感染者の糞便中にはA型肝炎ウイルスが排出されており、他人に感染させる原因となり得る。
A型肝炎の経過は慢性化することはほとんどなく急性肝炎の形をとり、ある時期を過ぎると治癒へ向かうことが多いが、稀に劇症肝炎や腎不全へと移行し重症化することがある。 フリー百科事典『ウィキペディアより引用。
このようにA型肝炎は油断大敵なウイルス感染です。
また、食品に関わる人たちにも注意が必要である。魚介類を扱うときには、まめに手の消毒、まな板や包丁なども衛生面でも清潔しておく必要があります。
あまり深刻になることはありませんが、十分な対策も必要であることを指摘致します。普段から口に入れる食品は慎重に選びたい物である。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、











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本牧自然学校マカドニア!

2010-05-03 00:53:10 | 感覚、五感
私が本牧自然学校マカドニアに関わってから早数年が経つが、五感教育を実施する現場として私は重要と提唱している。
現在、本牧自然学校マカドニアは代表者「片山千明氏」によって運営されているが、今後NPO法人化に向けて取り組んでいる。これらの関係もあり、私も副理事として参加して行く予定である。
以前にも何度か現在の子供たちの感覚異変について、テレビ、雑誌等で警鐘を鳴らしながら提唱し続けている。
その原因の一つとして考えられているのが、自然体験不足を挙げている。野外体験不足は、危険回避能力の低下、洞察力、観察力などの能力低下以外にも、五感の偏った刺激により、人の脳での計算、判断、決定などの一連の思考にも変化が及ぶ、正しく認識出来ず、理性の働きも低下することが危惧されているのです。
私は「自然は教科書以上のことを教えてくれる」「自然は先生だ!」をモットーに自然から学ぶ重要性、自然から五感を総動員して感じることの大切さを多くの方々にご理解頂き、体験して頂ければと願って、今回の副理事の件を受け入れたのである。
現在のように子どもがのびのびと遊べる環境も、時間も希薄なり、益々自然体験や自然から学ぶことは貴重なことになっている。
例えば、現在の子供たちの遊びも、一人部屋に籠もり、テレビゲームや携帯電話、パソコンでのメールのやり取りなど限られた環境であり、人との顔を合わせたコミュニケーションが希薄になってきている。私はこれらを危惧している。幼い頃から、これらの限られた生活環境で育つと、五感の未発達だけでなく、脳の発達にも影響を与えるのです。
以前に、アメリカの脳研究のグループが「子どもの学力と学習時間の調査研究」を行った。内容は野外体験をしている子どもと、そうでないグループ(テレビゲームなどで遊んでいる子ども)たちのグループに分けて調査したものである。結果は、自然体験や野外で遊び、体験している子どもの方が学習時間も多く費やしていて、学力も高いことが分かったのである。
逆にゲームなどで遊んでいた子供たちは、学習力が低下して、つまり「気力が低下しているという内容でした」。
日本でも同様なことが考えられるのです。現在のように小学校の5年生から6年生になると中学受験を控え親は我が子を有名一貫校に進学させるために親子共々必死になるのです。ところが、幼い頃から野外で遊ばず一人部屋に籠もってゲームや携帯電話なとで遊び、コミュニケーションしてきた経験の多い子どもは、一見賢そうに見えて、学校の成績も良ければ、我が子は頭が良く将来楽しみだと親は思うかも知れない。但し、多くの場合は成人に成長し、社会で適応出来ないで悩む人たちが多いのである。
私共は「社会適応障害」と呼んでいるが、人との関わり、コミュニケーションを子どもの頃から体験不足で、能力も欠如している。だから、どのように対応し、関わって行けば良いのか理解出来ないのです。幾ら名門大学を卒業し、成績優秀でも、人との関わりに悩み、社会に適応出来ないと精神的に悩み、苦しむ、人との関わりから「人間関係に悩み、仕事に悩む」そして、極度のストレスを感じて、精神的障害を引き起こす。多くの場合は「鬱病に疾患しやすい」のである。
これら精神的な適応出来ない人は、身体的な健康にも影響を及ぼし、ストレスから胃潰瘍、お酒が飲めれば「アルコール依存症」など成人病にも疾患しやすいのである。
私が子供たちの自然体験、野外体験を推進するのには訳があります。ただ、自然体験させ、遊びをさせるだけでは有りません。自然から学び、自然に生かされる。
つまり、「身体と精神を健康にさせる」ことが目的なのです。自然体験や野外遊びに時間を費やした子どもの多くは、病気に対する免疫力が高まり、睡眠時間も十分にとれる研究結果もありますように、身体だけでなく、精神面でも情緒の安定、私共の五感研究からでも判明している。感覚の正常化、脳の活性化に繋がり、ひいては多くの人たちと関わり、指導者の人たちとの関わりなどからマナーやルールも学ぶ、何より自然体験をすることで「自然環境保護、生物保護の精神が培われ、命の尊さ、自然の大切さなども学び、体験できるのです」。ましてや他の自然学校と違い、私共が関わる事で脳科学、感覚生理学を応用し、指導することで、五感の発達、脳の活性化、ひいては「人の脳の潜在的能力も引き出せるのです」。これらは他の自然学校では学べない、体験出来ないのである。これらが本牧自然学校マカドニアの特徴であり、メリットです。
興味があり、我が子、親子で参加してみたいなどありましたらキャンプや色々な催しもありますので私までご連絡頂ければ、代表者に連絡致します。
今後とも、私は本牧自然学校マカドニアを支援、応援して参ります。
また、私の関係からテレビ等での紹介もしたいと考えております。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、



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3D映像の長期視聴に注意!

2010-05-02 00:09:53 | 感覚、五感
最近、映画館では3D映像が流行っている。テレビもこの春から3D映像が視聴できる大型テレビの販売に踏み切った。
これら3D映像は、以前のように立体的に飛び出したりするのでなく、例えば長い廊下などには自分がいるような錯覚さえ覚えてしまうほどリアルになっている。3D専用メガネ、以前にはセルロイド製の赤と青色の紙製のメガネを掛けていたが、現在はサングラス型のようにかっこよいメガネで濃いグレー系の色などで融和感は感じない。
では、なぜ3D映像の長期視聴が人の視覚に与える影響を研究や実験を行っている研究機関や研究者は少ないが、考えられるのは「人の脳の認知の仕方」である。人の視覚に少なからず影響があると考えられます。
それは、血が飛び出すシーンや暴力的なシーンによる影響ではなく、3D映像で用いられている方法が脳を惑わせ、乗り物酔いのような症状を引き起こすのである。(映像酔いである)。
アバターなどで話題になったこの3D映像、例えば恐竜のような鳥の背中に主人公が飛び乗り、落下したりする立体的なシーンなどがこれらリアルなため、脳が錯覚を起こし、乗り物酔いのような不快感を覚えるのである。
また、視覚的要因として、常に立体映像(3D映像)用のメガネを掛けて長い時間視聴すると、視野や物がぶれて見えることも考えられるので、これらの映像を長時間視聴した直後の車の運転や子供たちの脳刺激が強すぎると、子供たちの脳が興奮状態になり、脳内では「アドレナリン物質」の異常分泌により、口から泡を出し、軽い身体の痙攣などを起こすのではないかと危惧されるのです。現に中国では心臓の弱い子どもが死亡する例も発生したため、アバターの3D放映が中止された経緯もある。
以前に私のブログでも「バーチャルリアルティーと脳の関係」を指摘したが、テレビゲームや映画など、今後とも3D映像が主流になり、子供たちが長時間視聴したり、ゲームを行うと、人の脳はバーチャルリアルティーを本物の世界観と理解、記憶してしまうことを私は危惧しているのです。
現実の世界を体験不足とバーチャな世界の体験が多いと、現実の世界観と非現実感を理解出来なくなるのです。これらは今後、インターネットゲームなど3D映像化されることが予想されると益々増加傾向にあります。
人の脳が勘違いしてしまう特徴があると私が指摘しましたように、人の脳はその場の環境や長時間の刺激に対して認知し、適応してしまうのです。
これらを予防するのには、3D映像やゲームなどを長時間、長期間視聴しない、行わないことである。つまり「立体依存」しないことに注意することである。
立体依存とは、3D映像ばかりに視聴し、脳が認知すると他の映像がつまらなく、楽しくないので脳が快感しません。人の脳は快感することが大好きなのです。ですから、3D映像に填ってしまう傾向に注意も必要となるのです。
幼い頃からこれらの映像で理解し、脳が認知すると視覚だけでなく、他の感覚にも異変が生じることが私共の研究で分かっております。
今後、益々映画もテレビもゲームも3D映像化が予想されます。私はこれら「映像の副作用」と呼んでおりますが、映像に限らず、現在販売されている芳香剤などにも「臭いの副作用」があり、これら私共は五感の副作用と呼んでおりますが、これらの症状に注意を払いながら慎重に対応して参ります。
日本では、これら開発、研究には副作用や臨床実験を積み重ね、データをとりながら販売や展開に踏み切ることを私共は推進しております。
今後、3D映像の扱いには、テレビもゲームでも、映画館でもメガネの使用の注意、指導も必要であると考えている。現にヨーロッパの映画館では3D映像用のメガネを消毒せず、そのまま廻し使用していたため、目に炎症を訴える人が殺到したというニュースが流れたように、衛生面の心配も危惧されるのです。
また、寝ながらの視聴も注意が必要である。ですから、簡単に手放しで3D映像化を喜んでばかりは居られないのです。
また、テレビ局など放送に関わる側では、積極的に3D映像の放送に関われない理由がある。それは、3D専用カメラは数千万円する高額品であり、3Dテレビの普及も少ないことから、有線放送や有料放送局が積極的に発信している。
つまり、ソフト不足が考えられる。アバターも第一弾として2D版DVDを発売し、テレビの売れ行きを見ながら第二弾として3DDVDを夏以降に販売するのではないかと考えている。
また、私もテレビ局との関わりから、テレビ局で3D放送用の映像チェックが必要であるとテレビ局、番組制作会社に指摘している。これらから、番組監修として今後、もし3D放送番組が始まれば、3D映像の副作用を考え、チェックし、過激な動き、内容などを控えることや取りやめるなども必要であり、注意警告、寝転がって見ないこと、長時間の視聴に注意、部屋をあまり暗くしない、映像酔いなど起きたら、視聴を中止するなど、番組放送前にテレップなどで注意を促すことも提案している。
私共が五感、視覚などの影響を指摘し、関わって行きたいと考えている。
つまり、私共のように五感の専門家、プロの指導や私共とのコラボレーションなども必要であると言うことです。
少なからず、子供たちなどの「視覚や脳に影響が考えられる現状」を考えると、 3D映像の長期視聴に注意が必要であることを私から提言致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、



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ライクとラヴの違い!

2010-05-01 00:21:44 | 感覚、五感
皆さんはライトとラヴの違いをはっきり言えるだろうか? 多くの人はライクを(好き)、ラヴを(愛)と訳すことが多いと思います。
本来はライク(好意)とラヴ(恋愛)と訳すことが出来るが、その違いはなかなか判断しにくい。
例えば、恋愛感情の前に好意の感情など関わっている。よく日本人はライク(好き)、ラヴ(愛)と訳されることが多い。
アメリカの心理学者「ジック・ハービン」は、彼によればライクは尊敬や単純に好意、親近感に代表される感情です。つまり、相手に対して尊敬の念を感じたり、自分とよく似ていると感じたり、単純にいい人などと感じるのがライクです。
ラヴは、独占、依存、自己犠牲というキーワードで形でつくられます。
相手なしでは自分の人生が考えられなかったり、誰でも渡したくないと感じたり、相手のためならどんなことも出来るという感情の高さがポイントになります。資料、心理学の本、渋谷昌三著より抜粋引用。
私が指摘するのは、現在の若い人たちがこれらライクとラヴの意味が分からない、理解出来ていない人が多いのである。
例えば、芸能人はライク(好き)で、恋人を愛している(ラヴ)の感覚になるのです。
私は人の五感研究から恋愛を科学すると題して、ブログなどで紹介し「感覚生理学」から説明している。
今回の話題のライクとラヴは簡単なようで実は難しい感覚なのである。私が考えるライクは(好意)は、好き嫌いの感情ではなく、その人を尊敬し、同姓や異性に限らず、その人を尊敬できる。好意に感じるなどの場合をライクという感覚になる。
また、その人を心から愛し、愛おしみ、労る心、これらがラヴなのです。
現代人、とくに若い人たちの中には、人を愛せない、愛し方が分からない、理解出来ないと悩む人も多い。例えば、自分の子供を虐待し、死亡させるケースなどがそうであるように、人の命を労り、愛することは簡単なようで実は難しいのかも知れない。
現在のように男女の出会いもインターネットや携帯電話での出会い系サイトなど、人とのコミュニケーション、出会いも時代と共に変化してきているのではないか、だから、私はこのライクとラヴの違いも感覚も理解出来ないのかも知れません。
例えば、彼女が好きだから結婚したいという人も多い、この場合の感覚は、ライクもラヴも同様で同じ感覚なのである。
私の場合は、妻を愛しているから結婚したのであると答える。好きだからでは結婚や恋人とは言えないのである。
このように好き嫌いの感情で恋愛感覚を捉えている若い人たちは多いのである。好きだ、愛しているとでは先ほどのように感覚的にも違いがはっきりしているのである。ところが、現在の若い人たちを拝見していると、好き、愛しているとの違いの差を分からない、理解出来ないなどと相手を理解出来なかったり、結婚生活も短くなる傾向があるのです。
私は人の五感研究から、真面目に男女の恋愛を科学的に解明し研究課題にしている。これらは少子化の問題や離婚率の高さなどにも関わり、男女のコミュニケーション不足や人間関係などの希薄に関係しているのです。
男女の出会いは本来、本能的な感覚である。初めて合った異性なのにこの人とは何か感じるものがある。胸がときめくという感覚を私たちは感じたのである。これらは「赤い糸遺伝子」と呼ばれ、運命的な出会いなどと表現されます。
これらは人の本能であり、子孫繁栄のために男女間で感じ合う感覚なのです。これらを体験、理解している人はライクとラヴの感覚が理解出来るのである。言葉の意味ではなく、体感的、感覚的に理解できないのです。是非、皆様もこのライクとラヴを体感的、感覚的に理解して頂ければ幸いです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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