センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

ライクとラヴの違い!

2010-05-01 00:21:44 | 感覚、五感
皆さんはライトとラヴの違いをはっきり言えるだろうか? 多くの人はライクを(好き)、ラヴを(愛)と訳すことが多いと思います。
本来はライク(好意)とラヴ(恋愛)と訳すことが出来るが、その違いはなかなか判断しにくい。
例えば、恋愛感情の前に好意の感情など関わっている。よく日本人はライク(好き)、ラヴ(愛)と訳されることが多い。
アメリカの心理学者「ジック・ハービン」は、彼によればライクは尊敬や単純に好意、親近感に代表される感情です。つまり、相手に対して尊敬の念を感じたり、自分とよく似ていると感じたり、単純にいい人などと感じるのがライクです。
ラヴは、独占、依存、自己犠牲というキーワードで形でつくられます。
相手なしでは自分の人生が考えられなかったり、誰でも渡したくないと感じたり、相手のためならどんなことも出来るという感情の高さがポイントになります。資料、心理学の本、渋谷昌三著より抜粋引用。
私が指摘するのは、現在の若い人たちがこれらライクとラヴの意味が分からない、理解出来ていない人が多いのである。
例えば、芸能人はライク(好き)で、恋人を愛している(ラヴ)の感覚になるのです。
私は人の五感研究から恋愛を科学すると題して、ブログなどで紹介し「感覚生理学」から説明している。
今回の話題のライクとラヴは簡単なようで実は難しい感覚なのである。私が考えるライクは(好意)は、好き嫌いの感情ではなく、その人を尊敬し、同姓や異性に限らず、その人を尊敬できる。好意に感じるなどの場合をライクという感覚になる。
また、その人を心から愛し、愛おしみ、労る心、これらがラヴなのです。
現代人、とくに若い人たちの中には、人を愛せない、愛し方が分からない、理解出来ないと悩む人も多い。例えば、自分の子供を虐待し、死亡させるケースなどがそうであるように、人の命を労り、愛することは簡単なようで実は難しいのかも知れない。
現在のように男女の出会いもインターネットや携帯電話での出会い系サイトなど、人とのコミュニケーション、出会いも時代と共に変化してきているのではないか、だから、私はこのライクとラヴの違いも感覚も理解出来ないのかも知れません。
例えば、彼女が好きだから結婚したいという人も多い、この場合の感覚は、ライクもラヴも同様で同じ感覚なのである。
私の場合は、妻を愛しているから結婚したのであると答える。好きだからでは結婚や恋人とは言えないのである。
このように好き嫌いの感情で恋愛感覚を捉えている若い人たちは多いのである。好きだ、愛しているとでは先ほどのように感覚的にも違いがはっきりしているのである。ところが、現在の若い人たちを拝見していると、好き、愛しているとの違いの差を分からない、理解出来ないなどと相手を理解出来なかったり、結婚生活も短くなる傾向があるのです。
私は人の五感研究から、真面目に男女の恋愛を科学的に解明し研究課題にしている。これらは少子化の問題や離婚率の高さなどにも関わり、男女のコミュニケーション不足や人間関係などの希薄に関係しているのです。
男女の出会いは本来、本能的な感覚である。初めて合った異性なのにこの人とは何か感じるものがある。胸がときめくという感覚を私たちは感じたのである。これらは「赤い糸遺伝子」と呼ばれ、運命的な出会いなどと表現されます。
これらは人の本能であり、子孫繁栄のために男女間で感じ合う感覚なのです。これらを体験、理解している人はライクとラヴの感覚が理解出来るのである。言葉の意味ではなく、体感的、感覚的に理解できないのです。是非、皆様もこのライクとラヴを体感的、感覚的に理解して頂ければ幸いです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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