センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

本牧自然学校マカドニア!

2010-05-03 00:53:10 | 感覚、五感
私が本牧自然学校マカドニアに関わってから早数年が経つが、五感教育を実施する現場として私は重要と提唱している。
現在、本牧自然学校マカドニアは代表者「片山千明氏」によって運営されているが、今後NPO法人化に向けて取り組んでいる。これらの関係もあり、私も副理事として参加して行く予定である。
以前にも何度か現在の子供たちの感覚異変について、テレビ、雑誌等で警鐘を鳴らしながら提唱し続けている。
その原因の一つとして考えられているのが、自然体験不足を挙げている。野外体験不足は、危険回避能力の低下、洞察力、観察力などの能力低下以外にも、五感の偏った刺激により、人の脳での計算、判断、決定などの一連の思考にも変化が及ぶ、正しく認識出来ず、理性の働きも低下することが危惧されているのです。
私は「自然は教科書以上のことを教えてくれる」「自然は先生だ!」をモットーに自然から学ぶ重要性、自然から五感を総動員して感じることの大切さを多くの方々にご理解頂き、体験して頂ければと願って、今回の副理事の件を受け入れたのである。
現在のように子どもがのびのびと遊べる環境も、時間も希薄なり、益々自然体験や自然から学ぶことは貴重なことになっている。
例えば、現在の子供たちの遊びも、一人部屋に籠もり、テレビゲームや携帯電話、パソコンでのメールのやり取りなど限られた環境であり、人との顔を合わせたコミュニケーションが希薄になってきている。私はこれらを危惧している。幼い頃から、これらの限られた生活環境で育つと、五感の未発達だけでなく、脳の発達にも影響を与えるのです。
以前に、アメリカの脳研究のグループが「子どもの学力と学習時間の調査研究」を行った。内容は野外体験をしている子どもと、そうでないグループ(テレビゲームなどで遊んでいる子ども)たちのグループに分けて調査したものである。結果は、自然体験や野外で遊び、体験している子どもの方が学習時間も多く費やしていて、学力も高いことが分かったのである。
逆にゲームなどで遊んでいた子供たちは、学習力が低下して、つまり「気力が低下しているという内容でした」。
日本でも同様なことが考えられるのです。現在のように小学校の5年生から6年生になると中学受験を控え親は我が子を有名一貫校に進学させるために親子共々必死になるのです。ところが、幼い頃から野外で遊ばず一人部屋に籠もってゲームや携帯電話なとで遊び、コミュニケーションしてきた経験の多い子どもは、一見賢そうに見えて、学校の成績も良ければ、我が子は頭が良く将来楽しみだと親は思うかも知れない。但し、多くの場合は成人に成長し、社会で適応出来ないで悩む人たちが多いのである。
私共は「社会適応障害」と呼んでいるが、人との関わり、コミュニケーションを子どもの頃から体験不足で、能力も欠如している。だから、どのように対応し、関わって行けば良いのか理解出来ないのです。幾ら名門大学を卒業し、成績優秀でも、人との関わりに悩み、社会に適応出来ないと精神的に悩み、苦しむ、人との関わりから「人間関係に悩み、仕事に悩む」そして、極度のストレスを感じて、精神的障害を引き起こす。多くの場合は「鬱病に疾患しやすい」のである。
これら精神的な適応出来ない人は、身体的な健康にも影響を及ぼし、ストレスから胃潰瘍、お酒が飲めれば「アルコール依存症」など成人病にも疾患しやすいのである。
私が子供たちの自然体験、野外体験を推進するのには訳があります。ただ、自然体験させ、遊びをさせるだけでは有りません。自然から学び、自然に生かされる。
つまり、「身体と精神を健康にさせる」ことが目的なのです。自然体験や野外遊びに時間を費やした子どもの多くは、病気に対する免疫力が高まり、睡眠時間も十分にとれる研究結果もありますように、身体だけでなく、精神面でも情緒の安定、私共の五感研究からでも判明している。感覚の正常化、脳の活性化に繋がり、ひいては多くの人たちと関わり、指導者の人たちとの関わりなどからマナーやルールも学ぶ、何より自然体験をすることで「自然環境保護、生物保護の精神が培われ、命の尊さ、自然の大切さなども学び、体験できるのです」。ましてや他の自然学校と違い、私共が関わる事で脳科学、感覚生理学を応用し、指導することで、五感の発達、脳の活性化、ひいては「人の脳の潜在的能力も引き出せるのです」。これらは他の自然学校では学べない、体験出来ないのである。これらが本牧自然学校マカドニアの特徴であり、メリットです。
興味があり、我が子、親子で参加してみたいなどありましたらキャンプや色々な催しもありますので私までご連絡頂ければ、代表者に連絡致します。
今後とも、私は本牧自然学校マカドニアを支援、応援して参ります。
また、私の関係からテレビ等での紹介もしたいと考えております。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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