センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

ストレスによる犯罪!?

2014-06-25 00:00:30 | 感覚
読売新聞 2014年6月13日(金) 配信
東京都町田市の「あけぼの第二クリニック」で、人工透析中の男性患者が医療チューブを引き抜かれた事件で、殺人未遂容疑で逮捕された同クリニック所長の腎臓内科医、橋爪健次郎容疑者(49)(東京都町田市小川)が警視庁町田署の調べに、「男性患者が(人工透析室の)入り口付近にいたため、狙いやすかった」と供述していることが12日、同署幹部への取材で分かった。
男性患者は「(橋爪容疑者は)あっと言う間にチューブを抜いて、いなくなった」と話しているという。事件があった人工透析室では当時、約10人の患者が透析を受けており、複数の医療スタッフがいたが、誰もチューブが抜かれたことに気づかなかったという。
同クリニックを運営する医療法人社団三友会の関係者によると、橋爪容疑者の勤務時間は午前8時半~午後5時。事件があった11日の勤務は定刻通りだったという。同署幹部によると、橋爪容疑者は「仕事を終えて、一度クリニックを出たが、誰かを殺そうと思って戻った」と供述しているという。

以前にも医療関係者による殺人未遂事件、及び殺人事件が相次ぎました。
本来、人の命を守るべき機関(病院)で逆に命を奪われそうになったり、奪われたりします。
他にも、千葉でも同じ病院の同じ医師が手術した後に、二人が死亡するという医療ミスなのだが、それを病院側は隠蔽していたりと、日本の医療、病院のモラルの低下が危惧されています。
先進医療と高度な医療技術と反面、心の問題が最近浮上してきています。
医療情事者は、常に緊張感や医療ミスとの闘いでもあります。ストレスも溜まると思います。人間関係にも悩み、苦しむこともあるかも知れません。
だからと患者を裏切り、殺害しようとする。
今回の事件の動機は、ストレスから自分で自殺しようとしたが、出来ずに患者を死なせれば死刑になるだろうと犯行に及んだというものです。
何とも、動機が遺憾に思います。

私は日本の医学部にも「哲学」の導入を何十年も前から指摘し、医学部を受かり、国家試験に合格し、医師免許さえ取得すれば誰でも医師になれます。
例えば、整形美容の医師は、医師免許さえあれば、明日からでも整形美容の病院が開業できる。例え、手技能力が低くても認可される。
また、病院勤務でも、医師免許とある程度の手技能力があれば採用される。つまり、人格形成はどうでもよいということなのか? 簡単な面接で採用決定するような風潮には、私は苦言を差したいと思います。
人の命を預かり、助けるために必死に働いている医師が多い反面、日本では精神的に弱い、志も弱く、医師に不向きな人たちも医師になっている事実があります。
それは、医学部時代に問題があると指摘しています。
18歳の未成年から医学部に入学して、6年間医学、医療関係を学び、様々なことを学ぶのだが多くは知識優先、精神論や人の命に関わる哲学など一切学んでいないのに等しい。
海外では、一般の大学から医学部に入学、4年制の医学部で、集中的に医学を学び、同時に人の命に関わる哲学などを学ぶ、つまり、知識と精神を中身の濃い授業を4年間で行うのです。
一方、日本は高校卒業から、大学の医学部に入試で合格すれば入学できる。
そして、卒業して国家試験に合格して、研修医を2年~3年経験して一人前と言われる医師になれるのです。

私がこれら日本の医学、医療で危惧しているのは未成年者から人の命に関わる仕事に従事しようとする。医学部の多くは親が医師とか、二世の人たちは多いのです。
海外のように、一般の4年生大学を卒業した生徒でないと、医学部には入れないのである。一般常識を学び、体験した学生が医学の道を選択する。
だから、同じ30歳代の日本と海外の医師では、そこでレベルや意識が違って来ています。
研修制度も海外では厳しく、後の収入面でも海外と日本では大きな差があります。
だから、私共は日本にも「メディカルスクール構想」日本医師会や政府が認可したがらないのだが、日本にも大学を卒業した生徒が入学できる医学大学の新設を願っています。4年制の医学部をぜひ、日本でも導入して欲しいものです。
五感プロデュース研究所、感覚大学、荒木行彦

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